User’s VoiceVol.059
株式会社ROXX
2013年11月 設立 転職・就職支援
380名(2025年9月末現在)
リスト作成と企業調査工数が激減し、商談化率も向上。株式会社ROXXが企業データベース「 SalesNow」を導入。
「時代の転換点を創る」をミッションに掲げ、未経験から正社員を目指すノンデスク領域に特化した転職プラットフォーム『Zキャリア』を提供する株式会社ROXX。Zキャリア 法人コンサルティング事業部 マネージャーの佐藤様、法人コンサルティングの三島様、江城様から、導入前の事業課題や、なぜSalesNowの導入に踏み切ったのか、導入後の成果についてお話を伺いました。
事業内容
Zキャリア事業
導入前の課題
- 法人営業を本格化する中で、営業の出発点である企業データが必要となっていた
- 採用ニーズや企業像が分からず、人力でのリスト作成など原始的な営業手法に頼っていた
- 新卒を含む新人配属を見据え、再現性のある営業リスト作りが急務だった
導入の決め手
- 企業データの網羅性として、部署直通電話番号や求人情報の豊富さが魅力だった
- 新卒含む新人メンバーでも使える使い勝手・UIUXの良さ
- Salesforce連携によって、営業活動全体に組み込めると感じた
導入後の成果
- リスト作成・企業調査の工数を大幅に削減し、マネジメント主導で展開可能に
- 求人掲載タイミングを活用し、テレアポの商談化率が向上
- Salesforce連携により、ナーチャリング強化と商材横展開を実現
今後の展望
- SMB領域でのLTV最大化をテーマに、商材横展開とデータ活用を強化
- 新卒大量入社を見据えた営業の仕組み化をSalesNowで推進
- エンタープライズ開拓・深耕における情報戦で、受注金額・GMV向上を目指す
Q.まずは会社・事業について簡単に教えてください。
株式会社ROXXは、「時代の転換点を創る」というミッションを掲げ、HR領域を主軸に事業を展開しています。特に、未経験から正社員を目指すノンデスク領域に特化した転職プラットフォーム『Zキャリア』を展開し、単なる人材紹介にとどまらず、日本全体の所得向上の実現を目指し、エコシステムの構築を進めています。
この仕組みでは、複数の人材エージェントや採用企業が連携することで、経済状況に不安を抱えている人々や初めて正社員を目指す未経験求職者に対しても、より多くの支援が届けられるようになっています。
ターゲット層は、PCを持っておらず履歴書などの作成が難しい、仕事を選ぶ基準がわからない、転職活動に伴う一時的な出費や日々の生活インフラの負担など経済的に不安を抱えているといった状況にある方々。そうした方々を対象に、一般的な転職支援サービスとは異なる支援体制を構築してきました。
この領域ではパイオニアとしての自負を持っています。社会全体が抱える人手不足という課題に正面から向き合い、日本経済の底上げにもつなげていきたいと考えています。

新人メンバーが配属されたものの、
立ち上げ期で“狙うべき企業”が定まっていなかったんです
Q.導入前の組織課題について教えてください。
導入した時期は2026年6月だったのですが、法人向けの営業組織を本格的に強化していくのは、まさにこれからという状況でした。これまではエージェント向けプラットフォームとして事業を展開してきましたが、採用企業向けの取り組みは立ち上げ期にありました。
昨年度から法人部隊を組成し、新卒も含めて相当数の新人を抱えながら進めていく方針を掲げていた中で、転職プラットフォームとして企業側にどのような価値を届けていくのかを、組織として模索している段階でした。
そうした中で、最も大きな課題となっていたのが、「どこに営業すればいいのか分からない」という点です。当時は、現在Zキャリアプラットフォームで成果のある採用企業から類推する採用企業を一社ずつ探し、さらに電話番号を調べてアプローチするという、非常に原始的な方法を取っていました。営業体制を整えようとしても、そもそも課題を抱えていらっしゃる企業が定義できていなければ何も始まらない。まさに、営業としてもスタートラインに立てていない状態だったと思います。
さらに、どの企業がZキャリアにマッチした採用を行っているのか、つまり未経験人材を積極的に採用している企業で、Zキャリアと相性の良い企業がどこなのか分からないという課題もありました。例えば、大手求人媒体に掲載されている情報を見るだけでは当然不十分で、もう一段階踏み込んだ企業理解が必要だったのです。
新卒を含む新人メンバーが多く配属される中で、誰が担当しても一定の成果が出せるように、相性の良い企業を効率よく見つけられる営業リストを作ることが、実際にアタックしていく上で非常に重要になっていました。

人事の直通番号まで分かって、Salesforce連携もできて、
新人でも使えるUIの良さが魅力でした。
Q.SalesNow導入までの検討内容や、導入の決め手について教えてください。
SalesNow導入までの検討においては、複数のツールを広く比較したというよりも、求める条件を一つひとつ整理していく中で、自然と選択肢がSalesNowに絞られていったという感覚でした。
まず重視していたのが、企業データの網羅性と項目の充実度です。新規開拓において最もハードルが高いのは受付突破であり、その点で人事担当者の直通番号が分かるというのは非常に大きな魅力でした。また、従業員数の増減を把握できる点も重要でした。SalesNowでは、被保険者数ベースで企業データが網羅されているため、採用が積極的である企業を見極めやすいと感じました。加えて、AI求人サマリによって、企業HPだけでは見えにくい求人情報を要約して把握できる点も印象的でした。特に新卒を含む新人メンバーにとっては、短時間で企業理解が進み、具体的な営業イメージが湧きやすいと感じています。
次に大きかったのが、ユーザビリティの良さです。SalesNowは一つのサービスの中ですべての情報が完結するため、複数のサイトを行き来する必要がありません。企業情報から求人状況、連絡先までを一気通貫で確認できることで、営業準備にかかる時間が大きく削減されました。知識や経験がまだ浅い新卒を含む新人メンバーであっても、企業情報を見ながら自然と営業のフックを掴める点や、どの媒体にどのような求人が掲載されているのかを直感的に理解できる点は、立ち上がりのスピードに直結していると感じています。
最後に、Salesforceとの連携のしやすさも導入を後押ししました。日々の営業活動はSalesforceを中心に行っているため、SalesNowの企業詳細ページをそのままSalesforce上に埋め込めるのは非常に実用的です。単なるリスト作成ツールとしてではなく、ナーチャリングのための情報ストックとして活用できている点も価値だと感じています。さらに、他情報などもSalesforce側でフィルタリングできるため、過去に弊社独自で蓄積していた情報と掛け合わせた効率的なアプローチ設計にもつなげられています。

リスト作成はもちろん、
データ活用で営業の勝ち筋まで見えるようになりました。
Q.SalesNow導入後の成果について教えてください。
SalesNow導入後、まず大きく改善されたのがリスト作成と企業調査にかかる時間です。
これまでは各メンバーがそれぞれ時間をかけてリストを作っていましたが、導入後はマネジメントラインが一元的にリストを作成し、チームへ展開できるようになりました。
商談獲得後も、従業員数の推移などをすぐに確認できるため、企業理解の深さも変わっています。
中でも、最も価値を感じているのがテレアポの商談化率向上です。SalesNowでは求人媒体の掲載タイミングが把握できるため、例えば2ヶ月前に有料媒体を掲載していた企業、つまり直近で掲載が終了し、次の予算が出やすい企業に狙ってアプローチできます。この「タイミングを見たアプローチ」が成果に直結しました。
また、Salesforceとの連携によって、企業データをSalesforce上にも蓄積できるようになった点も大きな変化です。ナーチャリング施策の強化に加え、商材の横連携も進みました。Zキャリアプラットフォームだけでなく、AI面接など別商材の提案にもつながるようになったのは、想定以上の成果でした。
さらに以前は、「どこに・どう架電しているのか」が見えず、行動管理や改善が難しい状態でした。しかし現在は、「このリスト」「この検索条件からやろう」という形でPDCAを回しやすくなっています。例えば、リストを渡す際に業界別や、DODA・ハローワークといった求人掲載媒体別に分けることで、商談化率が目に見えて向上しました。結果として、商談獲得率全体も大きく改善しています。
導入当初は「リストが手に入れば十分」という感覚でしたが、今ではターゲット選定そのものの精度を高め、PDCAを回すためのツールとして活用しています。
SalesNowは、単なる効率化にとどまらず、営業の考え方そのものを変えてくれました。

SMBもエンタープライズも。
SalesNowを“売上を伸ばす武器”にしていきたい。
Q.SalesNowで今後取り組んでいきたいことを教えてください。
まず、SMB領域での営業強化をさらに進めていきたいと考えています。SalesNowは企業データの網羅性が高く、SMBとの相性がとても良いと感じています。特に重要なテーマは2つあり、ひとつはSMBの中で商材を横に広げ、LTVをいかに伸ばしていけるかという点です。Salesforce連携も組み合わせながらデータを可視化し、成功パターンを横展開していきたいですね。
もうひとつは、営業体制の仕組みづくりです。来年には新卒が大きく入ってくる予定なので、属人的にならず、誰が使っても一定の成果が出せる営業プロセスを整えていきたいと考えています。その基盤として、SalesNowのデータは欠かせない存在です。
次に、エンタープライズ開拓の強化にもSalesNowを活用していきたいです。ナショナルクライアントであればあるほど、ひとつの窓口だけでなく、複数部署・複数担当者へのドアノックが必要になります。SalesNowを使って、受注金額の向上やGMVの最大化につながる提案まで踏み込んでいきたいですね。
特にテーマとしているのが、既存エンタープライズの深耕です。現状はスポット的な課題解決にとどまるケースも多いのですが、そこから一歩進んで、他商材の提案や継続的な取引につなげていきたいと考えています。他社と比較した際の優位性を示す上でも、データの裏付けは重要です。
エンタープライズ営業は、まさに情報戦だと思っています。企業規模が大きくなるほど、部署構成やキーマンの情報が見えづらくなります。だからこそ、企業・部署・人の情報を横断的に把握できるSalesNowの価値は、エンタープライズ領域でより大きくなると感じています。

取材のお時間いただきありがとうございました!