【2025年最新】もうネタ切れしない!成功するウェビナーテーマの決め方とBtoB向け具体例50選
目次
「ウェビナーの集客が伸びない」「毎回テーマ探しに苦労している…」多くのBtoBマーケティング担当者が、こうした悩みを抱えています。実は、ウェビナーの成否はテーマ選定で大半が決まると言っても過言ではありません。ターゲットの興味を引くテーマこそが、集客とビジネス成果に直結します。
本記事では、集客できるテーマを自力で見つけるための「5つのステップ」を具体的に解説します。すぐに使えるBtoB向けテーマ例50選から、アイデアが尽きた時のネタ切れ解消法まで、実践的なノウハウを網羅しました。この記事を読めば、もうテーマ決めで悩むことはありません。
集客できるウェビナーテーマを決めるための5ステップ
ウェビナーのテーマは、決して「思いつき」で決めるべきではありません。論理的なステップを踏むことで、誰でも再現性高く、ターゲットに響くテーマを見つけ出すことができます。ここでは、その具体的な5つのステップをご紹介します。
Step 1:誰に届けたいか?ターゲット(ペルソナ)を明確にする
最初の、そして最も重要なステップは「誰に」ウェビナーを届けるかを明確にすることです。ターゲットが曖昧なままでは、誰の心にも響かない、ぼやけたテーマになってしまいます。
ここで有効なのが「ペルソナ」の設定です。ペルソナとは、自社の理想的な顧客像を、具体的な一人の人物のように詳細に設定したものです。
【ペルソナ設定の項目例(BtoBの場合)】
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| 会社情報 | 業種:IT(SaaS)、企業規模:従業員50~300名の中小企業 |
| 個人情報 | 部署・役職:マーケティング部 マネージャー、年齢:35歳 |
| 業務内容 | Web広告運用、SEO、MAツールの運用、セミナー企画など |
| 抱える課題 | ・リードの質が低く、商談化率が上がらない ・施策が多く、人手不足で手が回っていない ・最新のマーケティングトレンドについていけているか不安 |
| 情報収集源 | Webメディア、業界ニュースサイト、SNS(X, Facebook)、同業者のウェビナー |
このようにペルソナを具体的に設定することで、「この人(ペルソナ)が思わず参加したくなるテーマは何か?」という視点で、深く考えられるようになります。
Step 2:ターゲットは何に悩んでいるか?課題・ニーズを洗い出す
ペルソナが明確になったら、次はその人が「何に悩んでいるのか」「何を知りたいのか」を徹底的に洗い出します。顧客の課題・ニーズこそが、ウェビナーテーマの源泉です。洗い出す際は、現状と理想のギャップから課題を考えたり、課題を緊急度と重要度で分類したりすると、テーマの優先順位をつけやすくなります。
【課題・ニーズの洗い出し例(上記のペルソナの場合)】
- もっと質の高いリードを獲得したい(理想)が、現状はWeb広告からのリードの質が低い(現状)。
- 効率的に顧客を育成したい(理想)が、MAツールを使いこなせていない(現状)。
- 競合に負けない成果を出したい(理想)が、新しい施策のアイデアがない(現状)。
- 営業部門に質の高いリードを渡したい(理想)が、マーケと営業の連携がうまくいっていない(現状)。
これらの課題一つひとつが、魅力的なウェビナーテーマの種になります。
Step 3:自社の強みと提供価値を掛け合わせる
次に、洗い出したターゲットの課題に対して、「自社だからこそ提供できる価値は何か」を考えます。自社の製品・サービス、あるいは社内に蓄積されたノウハウや実績といった「強み」と、顧客の「課題」を掛け合わせることで、テーマの独自性が生まれます。
【掛け合わせの例】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 顧客の課題 | MAツールを使いこなせていない |
| 自社の強み | 弊社はMAツールの導入支援実績が豊富で、成功事例も多数ある |
| テーマの方向性 | → 『MAツール導入の成功事例に学ぶ!リードの質を3倍にしたナーチャリング手法とは』 |
このステップを踏むことで、「自社が開催する意味のある」ウェビナーとなり、参加者からの信頼獲得にも繋がります。
Step 4:キーワード調査で「知りたい」需要を裏付ける
感覚的に良さそうだと思ったテーマも、客観的なデータで裏付けを取ることが重要です。ここで役立つのがキーワード調査です。ターゲットが普段、どのような言葉で検索しているかを知ることで、テーマやタイトルに含めるべき言葉が見えてきます。
GoogleキーワードプランナーやUbersuggestなどのツールを活用し、例えば「ウェビナー テーマ」と調べてみると、「決め方」「BtoB」「事例」といった言葉が一緒によく検索されていることが分かります。これは、多くの人がこれらの情報を求めている証拠であり、テーマに含めることで検索からの集客も期待できます。
Step 5:競合のウェビナーテーマを分析し、差別化を図る
最後に、競合他社がどのようなウェビナーを実施しているかを分析します。同じテーマでも、切り口やターゲットを変えることで、独自のポジションを築くことができます。競合のウェブサイトやイベント告知サイトなどを確認し、以下の視点で自社のウェビナーの差別化ポイントを考えましょう。
| 差別化の視点 | 分析・検討のポイント |
|---|---|
| ターゲット | 競合は初心者向けか、上級者向けか。自社は異なる層を狙えないか。 |
| 切り口 | 競合はノウハウ中心か、事例中心か。「失敗談」など異なる切り口はどうか。 |
| 登壇者 | 競合は自社登壇のみか。外部の著名人を招いて対談形式にできないか。 |
| 提供価値 | 競合にはない参加特典(例:個別相談会)を付けられないか。 |
これらの5ステップを踏むことで、独りよがりではない、ターゲットに本当に求められる、集客力のあるウェビナーテーマを戦略的に設定することができます。
BtoB向け鉄板ウェビナーテーマ具体例50選
ここでは、BtoBビジネスですぐに使えるウェビナーテーマの具体例を、5つの型に分けて50個ご紹介します。自社の状況に合わせてアレンジしてご活用ください。
課題解決・ノウハウ提供型テーマ(15選)
- 『明日から使える!リードナーチャリング実践講座』
- 『コンテンツマーケティング入門:ゼロから始めるオウンドメディアの育て方』
- 『もう失敗しない!BtoB広告の費用対効果を最大化する3つの法則』
- 『営業効率を2倍にするインサイドセールスの仕組み作り』
- 『【Excel管理からの卒業】顧客情報を資産に変えるCRM/SFA活用術』
- 『SEO完全ガイド:自社サイトを検索上位に表示させるための基礎と実践』
- 『ウェビナー企画担当者向け!参加申込数を150%増やす集客術』
- 『ホワイトペーパー作成講座:質の高いリードを獲得する資料の作り方』
- 『契約に繋がる「刺さる」提案書の書き方講座』
- 『動画マーケティングの始め方:BtoBでこそ効果的な動画活用法』
- 『SNSアカウント運用術:企業ブランディングとリード獲得を両立させる秘訣』
- 『マーケティングオートメーション(MA)入門:導入前に知っておくべきこと』
- 『データ分析の第一歩!Google Analyticsを使ったサイト改善講座』
- 『カスタマーサクセスとは?LTVを最大化する顧客との向き合い方』
- 『バックオフィス業務を効率化するDXツールの選び方』
最新トレンド・業界動向解説型テーマ(10選)
- 『2025年のWebマーケティング最新動向と取るべき対策』
- 『AIはBtoBマーケティングをどう変えるか?未来予測と活用事例』
- 『〇〇業界レポート:市場データから読み解く成長戦略のヒント』
- 『改正電子帳簿保存法、完全解説セミナー』
- 『ポストCookie時代に備える!新しい広告戦略の考え方』
- 『セールステック最新カオスマップ解説セミナー』
- 『海外の最新BtoBマーケティングトレンドから学ぶ、次の一手』
- 『人的資本経営とは?企業価値を高める人事戦略の最新潮流』
- 『サステナビリティ(SDGs)経営の始め方と企業事例』
- 『メタバースのビジネス活用最前線』
成功事例・導入事例紹介型テーマ(10選)
- 『〇〇業界の導入事例に学ぶ!売上3倍を実現したDX戦略』
- 『従業員30名の企業が実現した、バックオフィス業務80%削減の舞台裏』
- 『リード獲得コストを半減させた、弊社の〇〇活用事例大公開』
- 『【顧客インタビュー】なぜ彼らは競合ではなく、弊社の〇〇を選んだのか?』
- 『大手企業A社が実践する、データドリブンな営業組織の作り方』
- 『〇〇業界のトップ企業が語る!生産性向上を実現したツール導入の決め手』
- 『導入初月で商談化率200%アップ!インサイドセールス成功事例』
- 『失敗から成功へ!MAツール導入プロジェクト、リアルな体験談』
- 『【パネルディスカッション】弊社ツール活用企業3社が語る、成果を出す秘訣』
- 『展示会からの名刺を100%活用!受注に繋げる〇〇活用術』
製品・サービス活用セミナー型テーマ(5選)
- 『【初心者向け】基本から学ぶ!弊社の〇〇活用セミナー』
- 『【中~上級者向け】もっと使いこなす!〇〇の応用テクニック10選』
- 『〇〇(自社製品名)の新機能まるわかり解説セミナー』
- 『営業部門向け!〇〇を使って日々の報告業務を効率化する方法』
- 『マーケティング部門向け!〇〇を活用したリード分析・育成術』
著名人・専門家対談型テーマ(10選)
- 『特別対談:〇〇氏に聞く、これからの時代に求められる営業組織とは』
- 『人気マーケター△△氏が語る、BtoBマーケティングの新常識』
- 『【専門家が解説】DX推進を阻む壁とその乗り越え方』
- 『書籍『□□』の著者が登壇!成果を出すリーダーの条件』
- 『〇〇(他社)×弊社 共催セミナー:業界の未来を語る』
- 『大学教授が解説する、最新の消費者行動心理学とマーケティングへの応用』
- 『弁護士に聞く!ビジネスで知っておくべき契約・法律の基礎知識』
- 『トップセールスが明かす、絶対に断られないクロージングの極意』
- 『VC(ベンチャーキャピタル)が語る、今、投資したい成長企業の特徴』
- 『コンサルタントが徹底解説!事業計画書の作り方と資金調達のポイント』
ウェビナーのテーマがどうしても思いつかない時のネタ切れ解消法
定期的にウェビナーを開催していると、アイデアが枯渇してしまうことがあります。そんな時は、社内や顧客の声にヒントを求めるのが有効です。
顧客へのアンケートやヒアリングから探る
最も確実なのは、ターゲット本人に直接聞くことです。既存顧客に「今後どのような情報が知りたいですか?」とアンケートを実施したり、個別にヒアリングの場を設けたりしてみましょう。思いがけないニーズや、自社が気づいていなかった課題が見つかることがあります。
社内(営業・CS部門)の知見を参考にする
顧客と直接接する機会の多い、営業やカスタマーサポートの担当者は「生きた情報」を持っています。「商談時によく聞かれる質問」や「導入後につまづきやすいポイント」などをヒアリングすることで、顧客が本当に知りたいテーマが見つかります。
既存の人気コンテンツを再活用する
自社のオウンドメディアでPV数が多い記事や、ダウンロード数の多いホワイトペーパーは、すでに関心が高いことが証明されているコンテンツです。これらの内容を深掘りし、より詳細な解説や最新情報を加えてウェビナーとして再構成することで、効率的に質の高いコンテンツを作成できます。
SNSやQ&Aサイトから「生の声」を探す
X(旧Twitter)や業界関連のオンラインコミュニティ、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトは、ターゲットのリアルな悩みや疑問が投稿されています。自社のペルソナが使いそうなキーワードで検索し、どのような投稿が多いかを観察することで、潜在的なニーズを発見できます。
失敗しないために!ウェビナーテーマ選定で注意すべき3つのポイント
テーマ選定で陥りがちな失敗を避けるための3つの注意点を確認しておきましょう。
テーマの範囲は適切か(広すぎ・狭すぎないか)
テーマの範囲は非常に重要です。例えば「マーケティングの基本」では範囲が広すぎて、誰にとっても当たり前の内容になりがちです。逆に範囲が狭すぎても、対象者が限定されすぎて集客に苦戦します。「誰の、どんな課題を、どう解決するか」が、1時間程度のウェビナーで過不足なく語れる範囲に設定されているかを確認しましょう。
ターゲットにとって本当に魅力的か(企業目線になっていないか)
「自社が話したいこと」ではなく「ターゲットが聞きたいこと」をテーマにすることが鉄則です。自社製品の宣伝ばかりになるようなテーマは敬遠されます。まずは参加者の課題解決に貢献し、その解決策の一つとして自社製品を提示する、というスタンスが理想です。
自社のビジネスゴールに繋がるテーマか
ウェビナーはビジネス活動の一環です。最終的に自社の成果に繋がる必要があります。設定したテーマが、リード獲得、商談化、既存顧客の満足度向上といった、ウェビナーの目的に沿っているかを確認しましょう。例えば、新規リード獲得が目的なら専門的すぎるテーマは避け、より広い層にアプローチできる入門的なテーマが適しています。
【Q&A】ウェビナーのテーマに関するよくある質問
Q. BtoC向けのウェビナーテーマの例はありますか?
A. BtoCでもウェビナーは有効です。BtoBが業務上の課題解決を主とするのに対し、BtoCでは自己実現やライフスタイルの向上に繋がるテーマが中心となります。
| ジャンル | BtoC向けウェビナーテーマの例 |
|---|---|
| 金融・不動産 | ・『初心者向け!NISAの始め方と賢い資産運用術』 ・『マイホーム購入で後悔しないための資金計画セミナー』 |
| 美容・健康 | ・『プロが教える!アンチエイジングのためのスキンケア講座』 ・『今日から始める、理想の体を作る食事法と簡単エクサイズ』 |
| 自己啓発・学習 | ・『TOEICスコアを3ヶ月で200点アップさせる勉強法』 ・『伝わる話し方講座:プレゼン・交渉で成果を出すコミュニケーション術』 |
Q. 一度使ったテーマはもう使えませんか?
A. 再利用は可能です。むしろ、人気のあったテーマは積極的に活用すべきです。ただし、全く同じ内容ではなく、以下のような工夫を加えることで、新たな価値を提供できます。
| 工夫の視点 | 具体例 |
|---|---|
| 切り口を変える | 初心者向けだったものを、中級者向けにアレンジする。 |
| 情報を更新する | 最新のトレンドやデータを盛り込む。 |
| 形式を変える | 対談形式やパネルディスカッション形式にしてみる。 |
| タイトルを変える | よりターゲットに響くキャッチコピーにする。 |
Q. 参加者を引きつけるタイトルの付け方のコツは?
A. タイトルはウェビナーの「顔」です。内容の魅力を最大限に伝えるため、以下のポイントを意識してみてください。
| タイトル作成のポイント | 具体例 |
|---|---|
| 数字を入れる | 「3つの方法」「満足度98%」など、具体性と信頼性を加える。 |
| ベネフィットを提示する | 「~できるようになる」「~の悩みを解決」など、参加して得られる未来を想像させる。 |
| ターゲットを絞る | 「〇〇担当者様向け」「初心者限定」など、自分ごと化を促す。 |
| 権威性・緊急性を示す | 「業界No.1が語る」「今だけ」といった言葉で興味を引く。 |
| キーワードを入れる | ターゲットが検索しそうな言葉を自然に含める。 |
まとめ
本記事では、ウェビナーの成功を左右するテーマ設定について、5つの具体的なステップから50のテーマ例、ネタ切れ対策まで解説しました。集客できる魅力的なテーマは、ターゲットの課題に深く寄り添うことから生まれます。
まず「誰の(ターゲット)」「どんな課題(ニーズ)」を明確にし、そこに「自社の強み」を掛け合わせることが基本です。さらにキーワード調査や競合分析で需要を客観的に捉え、独自性を加えることが成功の鍵となります。この戦略的なアプローチこそが、参加者を惹きつけるテーマを生み出すのです。
次に何をすべきか迷ったら、まずはターゲットの悩みを10個書き出すことから始めてみてください。そこから必ず企画のヒントが見つかるはずです。この記事が、あなたのウェビナー成功の一助となれば幸いです。