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更新日 2025年08月31日

【2025年最新】もうネタ切れしない!成功するウェビナーテーマの決め方とBtoB向け具体例50選

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「ウェビナーの集客が伸びない」「毎回テーマ探しに苦労している…」多くのBtoBマーケティング担当者が、こうした悩みを抱えています。実は、ウェビナーの成否はテーマ選定で大半が決まると言っても過言ではありません。ターゲットの興味を引くテーマこそが、集客とビジネス成果に直結します。

本記事では、集客できるテーマを自力で見つけるための「5つのステップ」を具体的に解説します。すぐに使えるBtoB向けテーマ例50選から、アイデアが尽きた時のネタ切れ解消法まで、実践的なノウハウを網羅しました。この記事を読めば、もうテーマ決めで悩むことはありません。

集客できるウェビナーテーマを決めるための5ステップ

ウェビナーのテーマは、決して「思いつき」で決めるべきではありません。論理的なステップを踏むことで、誰でも再現性高く、ターゲットに響くテーマを見つけ出すことができます。ここでは、その具体的な5つのステップをご紹介します。

Step 1:誰に届けたいか?ターゲット(ペルソナ)を明確にする

最初の、そして最も重要なステップは「誰に」ウェビナーを届けるかを明確にすることです。ターゲットが曖昧なままでは、誰の心にも響かない、ぼやけたテーマになってしまいます。

ここで有効なのが「ペルソナ」の設定です。ペルソナとは、自社の理想的な顧客像を、具体的な一人の人物のように詳細に設定したものです。

【ペルソナ設定の項目例(BtoBの場合)】

項目設定例
会社情報業種:IT(SaaS)、企業規模:従業員50~300名の中小企業
個人情報部署・役職:マーケティング部 マネージャー、年齢:35歳
業務内容Web広告運用、SEO、MAツールの運用、セミナー企画など
抱える課題・リードの質が低く、商談化率が上がらない
・施策が多く、人手不足で手が回っていない
・最新のマーケティングトレンドについていけているか不安
情報収集源Webメディア、業界ニュースサイト、SNS(X, Facebook)、同業者のウェビナー

このようにペルソナを具体的に設定することで、「この人(ペルソナ)が思わず参加したくなるテーマは何か?」という視点で、深く考えられるようになります。

Step 2:ターゲットは何に悩んでいるか?課題・ニーズを洗い出す

ペルソナが明確になったら、次はその人が「何に悩んでいるのか」「何を知りたいのか」を徹底的に洗い出します。顧客の課題・ニーズこそが、ウェビナーテーマの源泉です。洗い出す際は、現状と理想のギャップから課題を考えたり、課題を緊急度と重要度で分類したりすると、テーマの優先順位をつけやすくなります。

【課題・ニーズの洗い出し例(上記のペルソナの場合)】

  • もっと質の高いリードを獲得したい(理想)が、現状はWeb広告からのリードの質が低い(現状)。
  • 効率的に顧客を育成したい(理想)が、MAツールを使いこなせていない(現状)。
  • 競合に負けない成果を出したい(理想)が、新しい施策のアイデアがない(現状)。
  • 営業部門に質の高いリードを渡したい(理想)が、マーケと営業の連携がうまくいっていない(現状)。

これらの課題一つひとつが、魅力的なウェビナーテーマの種になります。

Step 3:自社の強みと提供価値を掛け合わせる

次に、洗い出したターゲットの課題に対して、「自社だからこそ提供できる価値は何か」を考えます。自社の製品・サービス、あるいは社内に蓄積されたノウハウや実績といった「強み」と、顧客の「課題」を掛け合わせることで、テーマの独自性が生まれます。

【掛け合わせの例】

項目内容
顧客の課題MAツールを使いこなせていない
自社の強み弊社はMAツールの導入支援実績が豊富で、成功事例も多数ある
テーマの方向性→ 『MAツール導入の成功事例に学ぶ!リードの質を3倍にしたナーチャリング手法とは』

このステップを踏むことで、「自社が開催する意味のある」ウェビナーとなり、参加者からの信頼獲得にも繋がります。

Step 4:キーワード調査で「知りたい」需要を裏付ける

感覚的に良さそうだと思ったテーマも、客観的なデータで裏付けを取ることが重要です。ここで役立つのがキーワード調査です。ターゲットが普段、どのような言葉で検索しているかを知ることで、テーマやタイトルに含めるべき言葉が見えてきます。

GoogleキーワードプランナーやUbersuggestなどのツールを活用し、例えば「ウェビナー テーマ」と調べてみると、「決め方」「BtoB」「事例」といった言葉が一緒によく検索されていることが分かります。これは、多くの人がこれらの情報を求めている証拠であり、テーマに含めることで検索からの集客も期待できます。

Step 5:競合のウェビナーテーマを分析し、差別化を図る

最後に、競合他社がどのようなウェビナーを実施しているかを分析します。同じテーマでも、切り口やターゲットを変えることで、独自のポジションを築くことができます。競合のウェブサイトやイベント告知サイトなどを確認し、以下の視点で自社のウェビナーの差別化ポイントを考えましょう。

差別化の視点分析・検討のポイント
ターゲット競合は初心者向けか、上級者向けか。自社は異なる層を狙えないか。
切り口競合はノウハウ中心か、事例中心か。「失敗談」など異なる切り口はどうか。
登壇者競合は自社登壇のみか。外部の著名人を招いて対談形式にできないか。
提供価値競合にはない参加特典(例:個別相談会)を付けられないか。

これらの5ステップを踏むことで、独りよがりではない、ターゲットに本当に求められる、集客力のあるウェビナーテーマを戦略的に設定することができます。

BtoB向け鉄板ウェビナーテーマ具体例50選

ここでは、BtoBビジネスですぐに使えるウェビナーテーマの具体例を、5つの型に分けて50個ご紹介します。自社の状況に合わせてアレンジしてご活用ください。

課題解決・ノウハウ提供型テーマ(15選)

  1. 『明日から使える!リードナーチャリング実践講座』
  2. 『コンテンツマーケティング入門:ゼロから始めるオウンドメディアの育て方』
  3. 『もう失敗しない!BtoB広告の費用対効果を最大化する3つの法則』
  4. 『営業効率を2倍にするインサイドセールスの仕組み作り』
  5. 『【Excel管理からの卒業】顧客情報を資産に変えるCRM/SFA活用術』
  6. 『SEO完全ガイド:自社サイトを検索上位に表示させるための基礎と実践』
  7. 『ウェビナー企画担当者向け!参加申込数を150%増やす集客術』
  8. 『ホワイトペーパー作成講座:質の高いリードを獲得する資料の作り方』
  9. 『契約に繋がる「刺さる」提案書の書き方講座』
  10. 『動画マーケティングの始め方:BtoBでこそ効果的な動画活用法』
  11. 『SNSアカウント運用術:企業ブランディングとリード獲得を両立させる秘訣』
  12. 『マーケティングオートメーション(MA)入門:導入前に知っておくべきこと』
  13. 『データ分析の第一歩!Google Analyticsを使ったサイト改善講座』
  14. 『カスタマーサクセスとは?LTVを最大化する顧客との向き合い方』
  15. 『バックオフィス業務を効率化するDXツールの選び方』

最新トレンド・業界動向解説型テーマ(10選)

  1. 『2025年のWebマーケティング最新動向と取るべき対策』
  2. 『AIはBtoBマーケティングをどう変えるか?未来予測と活用事例』
  3. 『〇〇業界レポート:市場データから読み解く成長戦略のヒント』
  4. 『改正電子帳簿保存法、完全解説セミナー』
  5. 『ポストCookie時代に備える!新しい広告戦略の考え方』
  6. 『セールステック最新カオスマップ解説セミナー』
  7. 『海外の最新BtoBマーケティングトレンドから学ぶ、次の一手』
  8. 『人的資本経営とは?企業価値を高める人事戦略の最新潮流』
  9. 『サステナビリティ(SDGs)経営の始め方と企業事例』
  10. 『メタバースのビジネス活用最前線』

成功事例・導入事例紹介型テーマ(10選)

  1. 『〇〇業界の導入事例に学ぶ!売上3倍を実現したDX戦略』
  2. 『従業員30名の企業が実現した、バックオフィス業務80%削減の舞台裏』
  3. 『リード獲得コストを半減させた、弊社の〇〇活用事例大公開』
  4. 『【顧客インタビュー】なぜ彼らは競合ではなく、弊社の〇〇を選んだのか?』
  5. 『大手企業A社が実践する、データドリブンな営業組織の作り方』
  6. 『〇〇業界のトップ企業が語る!生産性向上を実現したツール導入の決め手』
  7. 『導入初月で商談化率200%アップ!インサイドセールス成功事例』
  8. 『失敗から成功へ!MAツール導入プロジェクト、リアルな体験談』
  9. 『【パネルディスカッション】弊社ツール活用企業3社が語る、成果を出す秘訣』
  10. 『展示会からの名刺を100%活用!受注に繋げる〇〇活用術』

製品・サービス活用セミナー型テーマ(5選)

  1. 『【初心者向け】基本から学ぶ!弊社の〇〇活用セミナー』
  2. 『【中~上級者向け】もっと使いこなす!〇〇の応用テクニック10選』
  3. 『〇〇(自社製品名)の新機能まるわかり解説セミナー』
  4. 『営業部門向け!〇〇を使って日々の報告業務を効率化する方法』
  5. 『マーケティング部門向け!〇〇を活用したリード分析・育成術』

著名人・専門家対談型テーマ(10選)

  1. 『特別対談:〇〇氏に聞く、これからの時代に求められる営業組織とは』
  2. 『人気マーケター△△氏が語る、BtoBマーケティングの新常識』
  3. 『【専門家が解説】DX推進を阻む壁とその乗り越え方』
  4. 『書籍『□□』の著者が登壇!成果を出すリーダーの条件』
  5. 『〇〇(他社)×弊社 共催セミナー:業界の未来を語る』
  6. 『大学教授が解説する、最新の消費者行動心理学とマーケティングへの応用』
  7. 『弁護士に聞く!ビジネスで知っておくべき契約・法律の基礎知識』
  8. 『トップセールスが明かす、絶対に断られないクロージングの極意』
  9. 『VC(ベンチャーキャピタル)が語る、今、投資したい成長企業の特徴』
  10. 『コンサルタントが徹底解説!事業計画書の作り方と資金調達のポイント』

ウェビナーのテーマがどうしても思いつかない時のネタ切れ解消法

定期的にウェビナーを開催していると、アイデアが枯渇してしまうことがあります。そんな時は、社内や顧客の声にヒントを求めるのが有効です。

顧客へのアンケートやヒアリングから探る

最も確実なのは、ターゲット本人に直接聞くことです。既存顧客に「今後どのような情報が知りたいですか?」とアンケートを実施したり、個別にヒアリングの場を設けたりしてみましょう。思いがけないニーズや、自社が気づいていなかった課題が見つかることがあります。

社内(営業・CS部門)の知見を参考にする

顧客と直接接する機会の多い、営業やカスタマーサポートの担当者は「生きた情報」を持っています。「商談時によく聞かれる質問」や「導入後につまづきやすいポイント」などをヒアリングすることで、顧客が本当に知りたいテーマが見つかります。

既存の人気コンテンツを再活用する

自社のオウンドメディアでPV数が多い記事や、ダウンロード数の多いホワイトペーパーは、すでに関心が高いことが証明されているコンテンツです。これらの内容を深掘りし、より詳細な解説や最新情報を加えてウェビナーとして再構成することで、効率的に質の高いコンテンツを作成できます。

SNSやQ&Aサイトから「生の声」を探す

X(旧Twitter)や業界関連のオンラインコミュニティ、Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトは、ターゲットのリアルな悩みや疑問が投稿されています。自社のペルソナが使いそうなキーワードで検索し、どのような投稿が多いかを観察することで、潜在的なニーズを発見できます。

失敗しないために!ウェビナーテーマ選定で注意すべき3つのポイント

テーマ選定で陥りがちな失敗を避けるための3つの注意点を確認しておきましょう。

テーマの範囲は適切か(広すぎ・狭すぎないか)

テーマの範囲は非常に重要です。例えば「マーケティングの基本」では範囲が広すぎて、誰にとっても当たり前の内容になりがちです。逆に範囲が狭すぎても、対象者が限定されすぎて集客に苦戦します。「誰の、どんな課題を、どう解決するか」が、1時間程度のウェビナーで過不足なく語れる範囲に設定されているかを確認しましょう。

ターゲットにとって本当に魅力的か(企業目線になっていないか)

「自社が話したいこと」ではなく「ターゲットが聞きたいこと」をテーマにすることが鉄則です。自社製品の宣伝ばかりになるようなテーマは敬遠されます。まずは参加者の課題解決に貢献し、その解決策の一つとして自社製品を提示する、というスタンスが理想です。

自社のビジネスゴールに繋がるテーマか

ウェビナーはビジネス活動の一環です。最終的に自社の成果に繋がる必要があります。設定したテーマが、リード獲得、商談化、既存顧客の満足度向上といった、ウェビナーの目的に沿っているかを確認しましょう。例えば、新規リード獲得が目的なら専門的すぎるテーマは避け、より広い層にアプローチできる入門的なテーマが適しています。

【Q&A】ウェビナーのテーマに関するよくある質問

Q. BtoC向けのウェビナーテーマの例はありますか?

A. BtoCでもウェビナーは有効です。BtoBが業務上の課題解決を主とするのに対し、BtoCでは自己実現やライフスタイルの向上に繋がるテーマが中心となります。

ジャンルBtoC向けウェビナーテーマの例
金融・不動産・『初心者向け!NISAの始め方と賢い資産運用術』
・『マイホーム購入で後悔しないための資金計画セミナー』
美容・健康・『プロが教える!アンチエイジングのためのスキンケア講座』
・『今日から始める、理想の体を作る食事法と簡単エクサイズ』
自己啓発・学習・『TOEICスコアを3ヶ月で200点アップさせる勉強法』
・『伝わる話し方講座:プレゼン・交渉で成果を出すコミュニケーション術』

Q. 一度使ったテーマはもう使えませんか?

A. 再利用は可能です。むしろ、人気のあったテーマは積極的に活用すべきです。ただし、全く同じ内容ではなく、以下のような工夫を加えることで、新たな価値を提供できます。

工夫の視点具体例
切り口を変える初心者向けだったものを、中級者向けにアレンジする。
情報を更新する最新のトレンドやデータを盛り込む。
形式を変える対談形式やパネルディスカッション形式にしてみる。
タイトルを変えるよりターゲットに響くキャッチコピーにする。

Q. 参加者を引きつけるタイトルの付け方のコツは?

A. タイトルはウェビナーの「顔」です。内容の魅力を最大限に伝えるため、以下のポイントを意識してみてください。

タイトル作成のポイント具体例
数字を入れる「3つの方法」「満足度98%」など、具体性と信頼性を加える。
ベネフィットを提示する「~できるようになる」「~の悩みを解決」など、参加して得られる未来を想像させる。
ターゲットを絞る「〇〇担当者様向け」「初心者限定」など、自分ごと化を促す。
権威性・緊急性を示す「業界No.1が語る」「今だけ」といった言葉で興味を引く。
キーワードを入れるターゲットが検索しそうな言葉を自然に含める。

まとめ

本記事では、ウェビナーの成功を左右するテーマ設定について、5つの具体的なステップから50のテーマ例、ネタ切れ対策まで解説しました。集客できる魅力的なテーマは、ターゲットの課題に深く寄り添うことから生まれます。

まず「誰の(ターゲット)」「どんな課題(ニーズ)」を明確にし、そこに「自社の強み」を掛け合わせることが基本です。さらにキーワード調査や競合分析で需要を客観的に捉え、独自性を加えることが成功の鍵となります。この戦略的なアプローチこそが、参加者を惹きつけるテーマを生み出すのです。

次に何をすべきか迷ったら、まずはターゲットの悩みを10個書き出すことから始めてみてください。そこから必ず企画のヒントが見つかるはずです。この記事が、あなたのウェビナー成功の一助となれば幸いです。

ターゲット設定後の営業活動には「SalesNow」の活用を

ウェビナーテーマを設定し、ターゲットが明確になったあとは、効率的な営業アプローチが鍵となります。

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