「書けない」が「成果」に変わる！営業日報テンプレートの選び方・書き方
目次
「面倒」「自分の役に立たない」と感じられがちな営業日報。ですが、適切なテンプレートと書き方を工夫すれば、活動効率化や成績アップに繋がる「最強のツール」に変わります。この記事では、日報が成果に繋がる目的や、そのためのテンプレート選び方・書き方のコツを解説。「作業」で終わらせず、日報を自身の成長に活かしたい方へ贈る必見ガイドです。
営業日報は「報告」だけじゃない！その本当の目的とは？
営業日報の第一の目的は「活動報告」であることは間違いありません。
上司やチームがあなたの進捗や状況を把握するためのツールです。
しかし、それだけでは日報の価値を半分も活かせていません。
営業日報の本当の目的は、個人の成長とチーム全体の成果に貢献することにあります。
個人の振り返りと改善
一日の活動を文字にすることで、良かった点・改善点が明確になります。「なぜあの商談はうまくいかなかったのか？」「お客様の課題はきちんと深掘りできていたか？」など、自分の営業スタイルを見直すきっかけになります。
成功・失敗パターンの発見
日報を蓄積することで、成果に結びつきやすい行動や、逆に失敗の原因が見えてきます。これが自分だけの「営業ノウハウ」になります。
課題の早期発見と共有
案件や営業活動における課題を早期に共有することで、上司やチームからの迅速なサポートが得られます。一人で抱え込まずに済むのもメリットです。
チームの知識共有
成功事例や市場の変化、顧客の声などは、チーム全体の貴重な財産になります。他メンバーの日報から学ぶことも可能です。
テンプレートを使うメリット 効率化 + 質の向上
こうした「本来の目的」を達成するうえで、テンプレートは非常に有効なツールです。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 書く時間の短縮 | 構成を考える手間が省け、効率的に作成できます。 |
| 記載漏れの防止 | 必要な項目がテンプレートにあることで、抜けを防げます。 |
| 報告の標準化 | 粒度が揃い、比較や分析がしやすくなります。 |
| 思考の習慣化 | 「反省点」や「行動目標」などの項目があることで、考える習慣が自然と身につきます。 |
「成果につながる」日報テンプレートに必須の項目
以下のような項目を含んだテンプレートが、成果につながる日報を実現します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 基本情報 | 提出日、報告者名、体調・天候など活動の背景 |
| 本日の活動詳細 | 活動内容（誰に、いつ、どこで、どんな目的で） 会話の要点（顧客の課題、反応、懸念など） ネクストアクションと期限・活動の成果（受注、見積提出、対応事項など） |
| 目標に対する進捗 | 目標に対し、どの程度達成したか。可能な限り数字で。 |
| 今日の振り返り・反省点 | 「うまくいったこと」「原因分析」「次に活かせること」 |
| 課題・問題点 | 今抱えている問題、サポートが必要なこと |
| 明日の活動予定 | 訪問先、目的、準備事項など |
| 特記事項・気づき | 市場の変化、顧客の声、競合情報など |
テンプレートの選び方と形式別の特徴
| 形式 | 特徴 |
|---|---|
| Excel／Word形式 | 導入が簡単で柔軟に編集可能・個人使用には最適だが、 チームでの集計には不向きな場合も |
| SFA／CRM搭載のテンプレート | 顧客情報と連携し、自動集計や分析も可能・チームでの情報共有に強いが、 導入や慣れに時間がかかる |
| その他 （日報ツール、Googleスプレッドシートなど） | クラウドベースでリアルタイム共有がしやすい 自社の運用スタイルに合わせて選びましょう |
ポイント：「必要な項目があるか」「入力しやすいか」で選ぶことが大切です。
テンプレートを最大限に活かす書き方のコツ
数字で書く
「たくさん」ではなく「5件訪問」「提案金額80万円」など
結果だけでなく要因も書く
「なぜそうなったか」を振り返る
次の行動を明確に
「連絡する」ではなく「〇日に資料を送付する」など
正直に、本音で書く
課題は率直に書くことで、適切なアドバイスが得られます
時間を決める
ダラダラ書かず、15分など時間を決めて習慣化する
まとめ
営業日報は、正しく使えば「成果を出すための武器」に変わります。
テンプレートを活用し「振り返り」「分析」「計画」という視点で書くことが、あなた自身の成長とチームの成功を後押しします。日々の活動を記録し、学び、行動につなげる。このサイクルを習慣化することが、あなたの営業力を確実に高めてくれるでしょう。
さあ、今日から日報を「書かされるもの」ではなく、「自ら成長するためのツール」へと変えていきましょう！
