知らないと9割が失敗する？営業代行の費用対効果を最大化する選び方とおすすめ企業を紹介

商品には自信があるのに、営業人材の不足で思うように売上が伸びない。そんな悩みを抱えていませんか？採用や教育に時間とコストをかけず、即戦力で販路を拡大したいなら「営業代行」の活用が有効な一手です。

プロの営業力を外部委託することで、コストを抑えつつスピーディーな成果が期待できます。この記事では、営業代行の料金体系からメリット・デメリット、そして【2025年最新版】のおすすめ会社15社までを徹底比較。貴社の成功を後押しする、最適なパートナー選びをサポートします。

営業代行とは？

営業代行とは、その名の通り、企業の営業活動の一部または全てを外部の専門会社が代行するサービスです。自社の商品・サービスを拡販したい企業と、営業のノウハウとリソースを持つ会社を繋ぎ、営業成果の最大化を目指します。

単に人手を補うだけでなく、営業戦略の立案から商談、クロージング、さらには既存顧客のフォローまで、企業のニーズに合わせて幅広い業務を委託できるのが特徴です。

営業代行の主な業務内容

営業代行が対応する業務は多岐にわたります。自社のどの営業プロセスに課題があるのかを明確にすることで、依頼すべき業務が見えてきます。

新規開拓のための「テレアポ」や「インサイドセールス」だけを依頼することも、戦略立案からクロージングまで一気通貫で依頼することも可能です。

「営業派遣」や「コンサルティング」との違い

営業代行と混同されやすいサービスに「営業派遣」と「営業コンサルティング」があります。それぞれの違いを理解しておきましょう。

「戦略だけでなく、実行部隊も欲しい」というニーズに応えられるのが営業代行の強みです。

営業代行の料金体系は3種類！それぞれの費用相場を解説

営業代行の料金体系は、大きく分けて「①固定報酬型」「②成果報酬型」「③複合型」の3種類です。それぞれに特徴があるため、自社の目的や予算に合わせて選ぶことが重要です。

①固定報酬型：毎月定額の費用が発生

毎月、あらかじめ決められた金額を支払う料金体系です。営業担当者の人数や活動量に応じて料金が設定されることが一般的です。

特徴

予算が立てやすく、成果が出た場合の費用対効果が高くなります。商談化が難しい商材や、長期的な関係構築が必要な営業活動にも向いています。一方で、成果が出なくても費用が発生するリスクがあります。

費用相場

月額50万円～70万円（営業担当者1名あたり）。戦略立案などを含む場合は月額100万円以上になることもあります。

②成果報酬型：成果に応じて費用が発生

「アポイント1件獲得につき〇円」「契約1件受注につき売上の〇%」のように、設定した成果（ゴール）が発生した時点ではじめて費用を支払う料金体系です。

特徴

初期費用を抑えられ、成果が出なければ費用がかからないためリスクが低い点がメリットです。ただし、1件あたりの単価が高くなる傾向があり、代行会社側も利益が見込める（売りやすい）商材でないと引き受けない場合があります。

費用相場

• アポイント獲得：1件あたり 15,000円～50,000円
• 受注（売上）：売上の 30%～50%

③複合型：固定費＋成果報酬

毎月の固定費に加えて、成果に応じたインセンティブを支払う、ハイブリッドな料金体系です。

特徴

固定費を抑えつつ、成果が出た分だけ支払うため、依頼側と代行会社の双方にとってリスクバランスが取れています。代行会社のモチベーションを維持しやすい仕組みとも言えます。

費用相場

月額25万円～50万円 ＋ 成果報酬

営業代行を利用するメリット

営業代行を導入することで、企業は多くの利点を得られます。

1. 即戦力となる営業人材を確保できる

最大のメリットは、営業のプロフェッショナルを即座に確保できることです。自社で営業担当者を採用する場合、求人から採用、研修まで数ヶ月単位の時間がかかりますが、営業代行なら契約後すぐに質の高い営業チームが稼働を開始し、スピーディーに成果を追求できます。

2. 採用・教育コストを削減できる

営業担当者を一人採用するには、求人広告費や人材紹介手数料、社会保険料など多くのコストがかかります。また、一人前に育てるための研修コストも必要です。営業代行はこれらの採用・教育に関わるコストと手間を大幅に削減できます。

3. プロのノウハウを活用し、営業の質が向上する

営業代行会社は、様々な業界・商材を扱ってきた経験から、成功率の高い営業ノウハウや最新の営業手法を蓄積しています。自社だけでは気づけなかったターゲットへのアプローチ方法などを活用することで、営業活動全体の質が向上し、成約率アップが期待できます。

4. 営業活動を効率化し、コア業務に集中できる

営業活動を外部に委託することで、自社の社員は商品開発や顧客サポートといった、本来注力すべきコア業務に集中できます。これにより、企業全体の生産性向上に繋がります。特に、経営者が営業を兼務しているような中小企業にとって、大きなメリットと言えるでしょう。

5. 新規市場や遠隔地へのアプローチが可能になる

自社に営業拠点がないエリアや、これまでアプローチできていなかった新しい市場へも、営業代行を活用することでスピーディーに販路を拡大できます。全国にネットワークを持つ代行会社も多く、テストマーケティング的に新しいエリアを開拓する際にも有効です。

押さえておくべき営業代行のデメリットと対策

多くのメリットがある一方、デメリットも存在します。しかし、これらは事前に対策を講じることでリスクを最小限に抑えることが可能です。

1. 自社に営業ノウハウが蓄積しにくい

営業活動を完全に外部委託してしまうと、どのようなアプローチが成功したのか、顧客からどんな反応があったのかといった貴重な情報やノウハウが社内に蓄積されない可能性があります。

対策

週次や月次で詳細な活動報告を受けるミーティングを設け、成功・失敗事例や顧客の声を共有してもらう体制を築きましょう。また、SFA（営業支援ツール）などを共有し、リアルタイムで活動内容を確認できる仕組みも有効です。

2. 営業活動の状況が見えにくくなる可能性がある

外部に委託するため、自社で直接マネジメントするよりも営業活動がブラックボックス化しやすくなります。「今月は何件アプローチして、どんな感触だったのか」といった進捗が分からないと、不安になりがちです。

対策

契約前に、報告の頻度（日報、週報など）、報告内容、報告フォーマットを具体的に決めておくことが重要です。チャットツールなどを活用し、日頃から気軽にコミュニケーションが取れる関係性を築きましょう。

3. 費用対効果が合わないリスクがある

特に固定報酬型の場合、期待した成果が出なくても費用は発生し続けます。また、成果報酬型でも、商材の単価に対して報酬額が高すぎると、利益を圧迫する可能性があります。

対策

契約前に「月のアポイント獲得数」「商談化率」といった具体的なKPI（重要業績評価指標）を双方で合意しておきましょう。また、依頼費用に対してどれくらいの成果が出れば採算が合うのかを事前に計算しておくことが不可欠です。

失敗しない営業代行会社の選び方・比較ポイント

数多くの営業代行会社の中から、自社に最適なパートナーを見つけるための比較ポイントを5つご紹介します。

1. 実績や得意領域が自社と合っているか

最も重要なポイントです。自社の業界（IT、製造など）や商材（SaaS、無形サービスなど）、ターゲット顧客と類似した実績が豊富にあるかを確認しましょう。実績が豊富にあれば、業界特有の課題や顧客心理を理解した上で、効果的な営業活動を期待できます。

2. 料金体系は明確で、費用対効果は見合っているか

料金体系の明確さは必須条件です。「基本料金に含まれる業務範囲はどこまでか」「追加料金が発生するケースはあるか」などを詳細に確認しましょう。その上で、自社の予算と、見込める成果を天秤にかけ、費用対効果が合うかを慎重に判断します。複数の会社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

3. 担当者との連携はスムーズか（報告体制）

営業代行は、自社の顔として営業活動を行います。そのため、担当者との相性やコミュニケーションの円滑さは非常に重要です。報告・連絡・相談が密に行えるか、レスポンスは早いか、自社の事業や商材への理解を深めようとしてくれるかなどを、契約前の打ち合わせで見極めましょう。

4. 対応可能な業務範囲はどこまでか

自社がどこまでの業務を依頼したいのかを明確にし、それに対応できる会社を選びましょう。「アポイント獲得だけ」「商談・クロージングまで」「営業戦略の立案から」など、ニーズは様々です。将来的な事業拡大を見据えて、柔軟に業務範囲を拡大できるかも確認しておくと良いでしょう。

5. 契約期間や条件は柔軟か

多くの会社では、3ヶ月や6ヶ月といった最低契約期間が設けられています。まずは短期間から試したい場合は、最低契約期間が短い会社や、トライアルプランがある会社を選ぶのがおすすめです。また、解約条件や秘密保持契約（NDA）の内容もしっかりと確認しておきましょう。

【徹底比較】おすすめの営業代行会社15選

ここからは、上記の選び方を踏まえ、目的別におすすめの営業代行会社を15社ご紹介します。
※各社の情報は2025年8月時点の調査に基づきます。最新の情報は各公式サイトをご確認ください。

【比較表】営業代行会社15社の特徴一覧

BtoBに強いおすすめ営業代行会社

株式会社セレブリックス

25年以上にわたり1,200社、12,000商材以上の営業支援実績を誇る業界のリーディングカンパニー。豊富な実績から導き出された独自の営業メソッド「顧客開拓メソッド」に基づき、再現性の高い営業活動を展開します。営業コンサルティングも手掛けており、実行だけでなく自社の営業力強化も目指したい企業におすすめです。

【料金体系】固定報酬型（要問い合わせ）

株式会社Willof Work（ウィルオブ・ワーク）

東証プライム市場上場ウィルグループの中核企業。セールス分野に特化した人材サービスで培ったノウハウと人材力が強みです。BtoBの新規開拓を得意とし、戦略立案から実行までワンストップで支援。成果にコミットする姿勢と、大手ならではの信頼感が魅力です。

【料金体系】固定報酬型、複合型（要問い合わせ）

アポレル

BtoBのリード獲得に特化したサービス。ターゲットリストの作成からアプローチ、アポイント獲得までをまるごと代行します。特に、製造業やIT業界、SaaS業界での実績が豊富です。明確なKPIを設定し、PDCAを回しながらアポイントの質と量を追求していくスタイルは、着実に成果を上げたい企業に最適です。

【料金体系】固定報酬型（月額40万円〜）

SaaS・IT業界に特化したおすすめ営業代行会社

株式会社BALES（ベイルズ）

SaaS・ITサービスに特化したインサイドセールス代行のパイオニア的存在。マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスが連携する「The Model」型の営業組織構築支援を得意としています。単なる代行に留まらず、再現性のある仕組みづくりまでサポートしてくれる点が強みです。

【料金体系】固定報酬型（要問い合わせ）

ブリッジインターナショナル株式会社

日本におけるインサイドセールスの草分け的存在。長年の実績と科学的なアプローチで、質の高い商談機会を創出します。特にエンタープライズ（大企業）向けの営業に強く、複雑な意思決定プロセスを攻略するノウハウを持っています。

【料金体系】固定報酬型（要問い合わせ）

株式会社LEAGLE（リーグル）

IT・Web業界に特化し、BtoBマーケティングからセールスまでを一気通貫で支援。特に新規事業のグロース支援に定評があります。市場調査や戦略設計といった上流工程から伴走してくれるため、営業組織がまだ確立されていないスタートアップ企業にとって心強いパートナーとなるでしょう。

【料金体系】固定報酬型（要問い合わせ）

コストパフォーマンスが高いおすすめ営業代行会社

Stock Sun株式会社

認定された優秀なフリーランスが集まるプラットフォーム。営業代行だけでなく、Web制作、SEO、広告運用など各分野のプロが連携し、事業全体をグロースさせる提案が可能です。中間マージンを徹底的に排除することで、高品質なサービスを適正価格で提供しています。

【料金体系】固定報酬型、成果報酬型（要問い合わせ）

株式会社コミットメントΣ

完全成果報酬型プランをメインに提供しており、初期費用や月額固定費のリスクを抑えて営業代行を始めたい企業に人気です。幅広い業界・商材に対応可能で、特に中小企業の支援実績が豊富です。「成果が出なければ費用は0円」という分かりやすさが魅力です。

【料金体系】成果報酬型、複合型

株式会社ambient

成果報酬型のテレアポ代行に特化したサービス。「1アポイント9,800円～」という業界でもトップクラスの低価格を実現しています。まずは低コストでリード獲得数を増やしたい、テスト的にテレアポを外注してみたいという企業におすすめです。

【料金体系】成果報酬型

営業代行は個人（フリーランス）にも依頼できる？法人との違い

営業代行は個人（フリーランス）にも依頼可能です。近年、法人に所属しない経験豊富な営業のプロフェッショナルに、業務委託という形で直接依頼する企業が増えています。

法人と個人、それぞれにメリット・デメリットが存在します。どちらを選ぶべきか判断するために、その違いを明確に理解しておくことが重要です。

【比較表】法人と個人の営業代行の違い

結論として、安定した組織力と標準化されたノウハウを求めるなら法人、コストを抑えつつ特定のスキルを持つ人材に柔軟な依頼をしたい（かつ自社でマネジメントできる）場合は個人、という選択肢が考えられます。

個人を探せるおすすめのプラットフォーム

個人の営業フリーランスを探す際は、以下のような専門のマッチングプラットフォームの利用が便利です。

Saleshub（セールスハブ）

営業職に特化したマッチングプラットフォーム。企業の課題に応じて、最適なフリーランス営業職を紹介してくれます。

ランサーズ / クラウドワークス

日本最大級のクラウドソーシングサイト。営業代行やテレアポの経験が豊富なフリーランスが多数登録しています。

カイコク

デジタル・IT領域に強い複業マッチングサービス。SaaSなどの営業経験者が多く在籍しています。

【Q&A】営業代行に関するよくある質問

Q1. 契約期間はどれくらいから可能ですか？

A1. 会社によりますが、3ヶ月または6ヶ月を最低契約期間としている場合が多いです。これは、営業活動の準備やPDCAサイクルを回して成果を出すために、ある程度の期間が必要だからです。中には1ヶ月から試せるトライアルプランを提供している会社もあります。

Q2. 地方の中小企業でも対応してもらえますか？

A2. 多くの会社が全国対応可能です。特に、電話やメール、オンライン商談を中心としたインサイドセールスであれば、場所を問わずに支援を受けられます。訪問営業が必要な場合でも、全国に拠点を持つ会社や、出張対応が可能な会社もありますので、まずは相談してみましょう。

Q3. どのような商材でも依頼できますか？

A3. 基本的に多くの商材に対応可能ですが、商材の単価やビジネスモデルによっては、成果報酬型のプランが利用できない場合があります。 例えば、非常に専門性が高い商材や、単価が低すぎる商材、成約までのリードタイムが極端に長い商材などは、固定報酬型での対応となることが一般的です。

Q4. 効果測定やレポートはしてもらえますか？

A4. ほとんどの会社が対応しています。 契約前に、レポートの頻度（日報、週報、月報など）や報告内容（架電数、アポイント獲得数、商談内容、今後の改善提案など）を必ず確認しましょう。質の高いレポートは、自社のノウハウ蓄積にも繋がります。

まとめ

本記事では、営業代行の基礎知識から料金相場、メリット・デメリット、そして失敗しないための選び方とおすすめの会社まで、網羅的に解説してきました。

営業代行は、人材不足やノウハウ不足といった企業の営業課題を解決し、事業成長を加速させる有効な解決策です。その効果を最大化するためには、自社の営業課題を明確にし、目的に合ったパートナーを慎重に選ぶことが何よりも重要です。

パートナー選びを進める際は、自社の業界・商材との実績の合致度、費用対効果、担当者との連携体制、対応可能な業務範囲、そして契約条件の柔軟性といった観点を忘れないようにしましょう。

まずはこの記事で紹介した会社の中から、気になる2～3社に問い合わせて、話を聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

あなたの会社が最高のパートナーと出会い、ビジネスを大きく飛躍させることを心から願っています。