モバイルゲームのCom2uSがNFT企業のアモニカブランズ社とキャンディ・デジタル社に戦略的投資を実施
- 公開日 2021年11月10日 10:13
- 更新日 2021年12月26日 13:40

モバイルゲームの開発・提供を行う株式会社GAMEVIL COM2US Japanは2021年10月29日、NFT(非代替性トークン:偽造できないデジタルデータ。ブロックチェーン上で発行・流通するデジタルデータの一種)をグローバルに展開するアニモカブランズ社とキャンディ・デジタル社に戦略的投資を実施したと発表した。
戦略的投資の背景と目的
Com2uSは2001年、日本を皮切りとして世界各国にゲームの開発・提供を開始し、日本・中国・アメリカに現地法人を設立。世界160カ国にサービス提供を行っている。ブロックチェーンは未来デジタル産業の主軸ともいえる分野であることから、Com2uSはこのブロックチェーン分野の研究開発と投資拡大を計画中だ。
アニモカブランズ社について
アニモカブランズ社はNFT技術をもとに、ブロックチェーン市場を先導する世界的企業。F1・マーベル・パワーレンジャー・WWEなどのブロックチェーンゲームや、NFTプラットフォームを提供し、またメタバース(仮想空間)ゲームのザ・サンドボックスを開発したザ・サンドボックス社を子会社としている。そのほか、ブロックチェーン業界のスカイメイビス社やダッパー・ラボ社、オープンシー社などへの投資活動も積極的に行う。Cam2uSはアモニカブランズ社へ投資により、ブロックチェーン分野への事業進出の足がかりとしていくとしている。
キャンディ・デジタル社について
キャンディ・デジタル社はブロックチェーンを用いてデジタルスポーツカードなどを制作・流通するNFT企業。Cam2uSは今後、キャンディ・デジタル社とデジタルコレクションやブロックチェーン、ゲームといった分野で業務協議を推進していく。さらに、デジタル収集品を手軽に取引可能な独自のNFTプラットフォームも準備中だ。
ブロックチェーン分野はゲームのほか、流通・金融・文化・芸術など社会全体で活用されつつある。Com2uSは高度な成長が見込まれるブロックチェーン分野への投資と新規事業の推進を積極的に実施していく。また、メタバース(仮想空間)事業にブロックチェーン技術を加え、仮想と現実を行き来して経済活動ができるデジタル経済「メタノミックス」の構築を目指すとしている。



