Zoom Video Communicationsが手掛けるZoom Phoneが日本で一般提供開始

Zoom Video Communications, Inc.はクラウド型電話サービス「Zoom Phone」を2021年10月より日本で一般提供することを発表した。「Zoom Phone」は、「Zoom meeting」、「Zoom Chat」、「Zoom Rooms」、「Zoom Events」、そして 「Zoom Apps」や 「API/SDK 」などの開発者向けソリューションを含む、Zoomのコミュニケーション・プラットフォームの基礎となる製品である。Zoom Phoneは、集中管理、コンタクトセンターとの連携、国内外のアウトバウンドコールなどの企業向け機能を提供し、手頃な価格とわかりやすい使い方で、現代のユーザーの日常生活に溶け込んでいくとしている。

提供の背景

「Zoom Phone」はあらゆるビジネスの場面に対応するクラウド型電話サービスで、導入が容易なことから、2019年のサービス開始以来、世界中で200マンシートの販売を突破している。数百種類に及ぶ機能を備えており、ユーザーが部分的またはすべての通話を録音することが可能で、会話の保存や検索が容易に行える。現在47カ国・地域で利用可能で、無制限と従量課金制の通話プランでモバイルデバイス、デスクトップ、デスクフォンで使用可能となっている。

現在数多くの従業員がリモートでの仕事をしており。従業員の協調と生産性の向上に苦労している。Zoom Phoneはマネジメントを容易にし、ダイナミックな機能と柔軟性から従業員の負担を軽減することができ、顧客やサービスへより集中でき、生産性の向上が望める。

国内外において音声通信市場が急成長しており、Zoom Phoneは法人向けとして企業コラボレーションへ柔軟に対応し、変化していく市場環境や働き方に対する企業側の選択肢を拡大していくことになるとしている。日本での同サービスの一般提供が開始され、Zoom Video Communications, Inc.の日本法人が担当する販売パートナーから今後提案していくようになるとし、一部のパートナーを通して10月から提供を開始し、2022年初めに幅広く展開していく予定だとしている。

Zoom Phoneについて

Zoom Phoneは、Zoomプラットフォームに追加可能なクラウドベースの電話システムで、公衆電話回線を利用した着信・発信に対応している。シームレスに統合されたテレフォニーは、既存の構内交換機（PBX）から脱却することを支援する。これにより、すべてのビジネスコミュニケーションとコラボレーションのニーズが、ユーザーのお気に入りのビデオプラットフォーム1つで利用可能となる。ワンクリックでZoom Phoneの音声通話をZoom会議に切り替えることができるのが特徴となっている。