SNSを中心にメディア事業を展開していたRadixが、社名を「株式会社SAKIYOMI」へ変更

社名変更と事業の一本化 

SNSを中心に様々なメディアの運営事業を手掛けていた、株式会社Radixは、2021年7月16日に会社名を株式会社SAKIYOMIに変更したことを発表した。また、以前は大手SNSであるTwitterなどを含む複数のSNSよりメディア運用事業を展開していたが、今回の社名の変更に合わせて、Instagramの支援事業に絞ることも発表された。SAKIYOMIはこのことについて、更なるサービス充実をより一層図っていくためとしている。

株式会社SAKIYOMI（旧社名、株式会社Radix）について

同社は2015年に創業した企業で、創業時にはTwitterを中心としたメディアの運用を行っていた。2016年には、総フォロワー数300万人、月あたりのアクティブユーザー数は1,000万人となり、その後同事業は売却している。Instagramへの運用支援事業は2019年より開始した。Instagramを含むメディア等のインフルエンサー事業などは予てより行っていたが、その経験を活かしてのことか、同時期より本格的に運用事業を開始する。同社が運用するInstagramの関連アカウントの総フォロワー数は現在100万人を超えている。2021年には、Instagram分析ツール「SAKIYOMI」の提供を開始しており、今回の社名変更はこれに合わせて、より知名度を上げるためのものと思われる。2021年8月現在、本社は大阪府に構えており、資本金は100万円である。

Instagram分析ツール「SAKIYOMI」について

社名及び分析ツールの「SAKIYOMI」の由来として、近年のSNSの台頭、情報過多であることを踏まえて、消費者の情報収集や消費行動にInstagramが大きな影響を与えており、同社のInstagram運用の知見から、一歩でもSAKIYOMI（先読み）する、としている。

分析ツールSAKIYOMIは、アカウントの運用に応じて数値を元に浮き上がる課題を分析する。またその課題に応じた対応策の事例なども提示することが可能である。支援実績にマーケットアプリ等を運用するメルカリ等があり、社名の理念にも述べた消費行動などの分析が行えると思われる。

SAKIYOMIが提供するサービス 

分析ツールの他に、SAKIYOMIが提供するサービスとして、コンサルティングの「SAKIYOMI Consulting」プラン、運用代行の「SAKIYOMI Agent」プランの2つが挙げられる。SAKIYOMI Consultingでは、分析ツールでは補えない運用部分や施策について、担当者が付き、コンサルティングを受けられるサービスである。

SAKIYOMI AgentはInstagramアカウントのコンセプト設計、実際の運用を行う。アルゴリズムを基に再現性の高い運用を請け負うサービスとなっている。

どちらのサービスも分析ツールSAKIYOMIは付属しており、またフィードバックを貰えることが特徴となっている。Instagramに特化した高機能なサービスを提供していることが伺える