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ミドルマンが国内初オンライン完結型調停機関「Teuchi(テウチ)」のサービス提供開始

  • 公開日 2021年10月07日 10:33
  • 更新日 2021年12月26日 10:24
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ミドルマン株式会社が、2021年10月1日に法務省から裁判外紛争解決手続き(ADR)機関の認証を取得し、10月4日より国内初オンライン完結型調停機関「Teuchi(テウチ)」のサービス提供を開始した。民事家事のトラブルをすべてスマホからの手続きで完結する次世代型の「バーチャル裁判所」としてユーザービリティの高いサービスを提供する。

 

ADR認証取得の背景・目的

原則的に対面で行われる裁判の利用者数は10年前から大幅に減少している。2割司法といわれるように裁判を経験する人はそもそも多くはなく、また様々な業界でオンラインサービスが展開される中で、裁判がオンライン化の流れからとりのこされている。新型コロナウイルスによる対面での活動が敬遠される中で、オンライン化の圧力が高まっていた。

一生のうちに裁判を経験する人が少ないなか、大なり小なりなんらかのトラブルに巻き込まれ、自主的または法的に解決する必要が生じる経験は誰しもあるものである。デジタルプラットフォームを介した個人間などの微額取引が急増しており、ミドルマン株式会社はODR(Online Dispute Resolution)による解決を試みた。


2018年にテキストチャットによるODRシステムの開発に着手し、2020年からシェアリングエコノミー領域における実証実験からスタートした。しかし、弁護士法第72条により有償での法律業務が禁止されていることから、自由にODRビジネスを展開するためにはADR認証を取得し、社会的な信用を得たうえでサービスへの信頼性をも高めることとした。2020年6月からADR認証取得に動き、2021年10月1日にADR認証を取得し、国内初のテキストチャットによるオンライン完結型ADR認証事業者となった。


いつ終わるかわからない裁判や調停、高額な弁護士費用で法的なサービスを選択できず泣き寝入りするしかなかったこれまでのトラブル対応にメスをいれ、スマホひとつでいつでもどこでも手続きができるサービスを提供していくとしている。理想のトラブル解決サービスを民間から創出し、社会にとってなくてはならないインフラサービスとなることを目指しているとしている。

 

toBサービスについて

あらかじめ「Teuchi(テウチ)」と連携しておくことで、ビジネス上で生じるトラブルについて顧客への安心の提供や紛争拡大の予防等に活躍する。賃借物件の退去時やセクハラ・パワハラ、商品の欠損などさまざまなトラブルを素早く解決することが可能となる。