| 執筆: 高橋 鉄平

営業リスト作成ツールおすすめ15選|料金・データ件数・取得項目で徹底比較【2026年最新】

営業リスト作成ツールおすすめ15選|料金・データ件数・取得項目で徹底比較【2026年最新】

営業リスト作成ツールの料金差は、機能の差ではなく「その1件に何の情報が入っているか」の差です。同じ「企業1件」でも、社名・住所・代表番号だけのデータと、部署直通番号・組織図・直近の求人動向まで揃ったデータでは、架電した先で起きることがまったく違います。月額の安さだけで選んだ結果、受付で止まり続けて「ツールが悪い」と結論づけてしまう——比較検討でもっとも多い失敗がこれです。本記事は、料金・データ件数・取得できる項目の3点を同じ物差しに揃えて判断するための実践ガイドです。

本記事では、営業リスト作成ツールの4タイプと向き不向き、選び方7つのポイント、公式サイトで一次確認した15ツールの比較表、代表番号止まりか部署直通まで届くかのデータ階層比較、月額ではなく1件あたり実質コストで見る換算方法、導入前に確認すべき法務チェック、そしてSalesNow MCPによる自然言語でのリスト作成まで体系的に解説します。掲載する料金・データ件数は、2026年8月時点で各社公式サイトに明記されている数値のみを採用し、記載のないものは「要問い合わせ」「公式非公開」としています。

営業リストそのものの種類や項目から押さえたい方は「営業リストとは?種類・項目・入手方法から管理・活用まで基本を解説」を、無料で使えるツールに絞って比較したい方は「【2026年最新版】無料で使える営業リスト作成ツール12選|SalesNow Lite・AI×MCP連携との比較で選び方を解説」を、自社で作らず購入する選択肢は「【2026年最新版】営業リスト購入おすすめ16選|販売会社の選び方・費用相場・比較表」を、AIによる自動生成に絞って検討したい方は「【2026年最新版】営業リスト作成AIツール比較|AI活用でアポ率が上がる理由と選び方を解説」を、それぞれあわせてご覧ください。

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営業リスト作成ツールとは?4つのタイプと向き不向き

「営業リスト作成ツールを比較したい」と検索した方の多くは、すでに何らかのリストを持っています。それでも探しているのは、いまのリストで架電しても受付で止まる、番号が変わっていて繋がらない、同じ企業に複数人がかけている——といった、リストの中身に起因する問題に突き当たっているからです。ツール選定の第一歩は、機能一覧を眺めることではなく、自社が詰まっているのがどの層の情報なのかを見極めることにあります。

営業リスト作成ツールは、見込み顧客となる企業情報を収集・整理し、アプローチ可能なリストとして出力するサービスを指します。データの入手経路によって、データベース検索型・Web収集型・インテントデータ型・マーケットプレイス型の4つに分かれ、この違いがそのまま「取れる情報の深さ」と「単価」を決めています。

ツールのタイプ選びは、機能ではなく「必要な情報がどの層まで必要か」で決まります。

4タイプの違いを一覧で押さえる

まず4タイプの立ち位置を整理します。同じ「営業リスト作成ツール」というカテゴリでも、データの出どころが違えば取得できる項目も鮮度も変わるため、候補を絞る前にこの分類を頭に入れておくと比較が一気に楽になります。

タイプ データの入手経路 代表的なツール 向いている営業組織
データベース検索型 提供企業が独自に構築・更新する企業データベースから条件抽出する。項目の統一と名寄せが効いている。 SalesNow
SalesNow Lite
Musubu
BIZMAPS
継続的に新規開拓を回し、SFA/CRMにデータを蓄積していきたい組織。
Web収集型 企業サイトやポータルサイトから公開情報を都度収集する。取得元サイトの表示内容がそのまま反映される。 Urizo
Listoru
リスタ
リストクラスター
特定エリア・特定業態の件数を短期間で大量に確保したい組織。
インテントデータ型 Web上の検索・閲覧行動シグナルを解析し、いま情報収集している企業を検知する。 Sales Marker 件数より当てるタイミングを重視し、少数精鋭で高単価商材を扱う組織。
マーケットプレイス型 第三者が作成済みのリストを、業種・エリア単位でパッケージ購入する。 名簿販売各社 単発キャンペーン用に、特定セグメントのリストだけを一度きり調達したい組織。

データベース検索型|項目が揃い、SFA/CRMに載せやすい

データベース検索型は、ツール提供企業が独自に構築・メンテナンスしている企業データベースから、業種・従業員数・売上規模・所在地などの条件で絞り込んでリストを作成するタイプです。SalesNow・SalesNow Lite・Musubu・BIZMAPS・infoboxなどが該当し、収録件数は200万件規模から1,400万件超まで開きがあります。

このタイプの強みは、全レコードで項目の形式が揃っている点にあります。住所表記や法人格の位置がバラバラだと、SFA/CRMに取り込んだ瞬間に重複レコードが生まれますが、データベース側で正規化されていればその手戻りが起きません。法人番号を持っているツールであれば、既存顧客リストとの突合も機械的に処理できます。一方で、データベースのカバー範囲を超える領域——設立直後の法人や、Web上に情報を出していない事業者——は構造的に弱くなります。

Web収集型|件数と速度は出るが、情報は公開されている範囲にとどまる

Web収集型は、インターネット上の企業サイト・ポータルサイトなどから公開情報を収集してリストを生成するタイプです。Urizo・リスタ・Listoru・リストクラスターなどが該当します。

最大の利点は、いまサイトに表示されている情報をそのままリスト化できる速度です。新規開店した店舗やオープン直後のクリニックなど、データベースにまだ登録されていない事業者も拾えます。ただし、取得できるのは公開されている情報に限られるため、電話番号は代表番号、宛先は「ご担当者様」で止まりやすいのが構造上の制約です。件数が必要な立ち上げ期には有効ですが、受付突破率をKPIに置いている組織では、この制約が成果の天井になります。

インテントデータ型|誰にかけるかより、いつかけるかで勝負する

インテントデータ型は、企業がWeb上で何を検索・閲覧しているかのシグナルを解析し、いま情報収集しているタイミングの企業を検知するタイプです。Sales Markerが代表例で、公式サイトでは法人データ560万社・人物データ950万件・部署データ210万件を保有し、1日50億レコードのインテントデータを扱うと公表されています。

件数を増やすのではなく、母集団の中から今動いている企業だけを抜き出す考え方のため、架電量を増やせない少人数組織や、検討期間の長い高単価商材と相性が良いタイプです。

マーケットプレイス型|単発調達には向くが、品質のばらつきに注意

マーケットプレイス型は、業種・エリア・属性で分類済みのリストをパッケージで購入するタイプです。すぐ使える状態で手に入る反面、そのリストがいつ・どの手段で収集されたものかは提供元によって異なり、品質のばらつきが避けられません。継続的な営業基盤としてではなく、特定セグメント向けの単発施策に限定して使うのが現実的な使い方です。

リストを自社で作らず購入する選択肢を本格的に検討する場合の販売会社比較・費用相場は「【2026年最新版】営業リスト購入おすすめ16選|販売会社の選び方・費用相場・比較表」で詳しく解説しています。

営業リスト作成ツールの選び方7つのポイント

比較サイトを何本読んでも決めきれないのは、多くの記事が「料金・特徴・無料枠」の3点しか並べていないからです。この3点は候補を絞るには使えますが、導入後に効いてくるのは、そこに載っていない項目——取得できる情報の階層、更新の速さ、解約したときにデータが手元に残るか——のほうです。ここでは、判断を誤りやすい順に7つのポイントを整理します。

選定の決め手は料金の安さではなく、データの質と自社の営業プロセスとの相性です。

ポイント1:データの収録件数と網羅性

営業リスト作成ツールを選ぶ際、まず確認すべきはデータの収録件数と網羅性です。日本国内の法人数は約400万社超(国税庁 法人番号公表サイトベース)であり、これに対してツールがどの程度のカバー率を持つかが重要な判断材料になります。

たとえば、SalesNowは1,400万件超の企業・組織データを収録しており、企業データベース収録件数No.1・法人網羅率No.1(※)を謳っています。一方、数十万件規模のツールでは、ターゲットとなる企業がそもそもデータベースに存在しないリスクがあります。

※2025年10月期_企業データベースにおける市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構

特に注意したいのは、「件数」の定義です。同じ数字でも、法人単位で数えているのか、事業所・部署・キーマンを合算しているのかで実質的なカバー範囲はまったく変わります。公式サイトの表記を確認すると、BIZMAPSは200万を超える企業データ、Musubuは1,200万件以上(うち企業540万社・店舗250万店舗・部署100万部署・キーマン200万人)、SalesNow Liteは580万社以上と、いずれも数え方の粒度が異なります。数字の大小ではなく、内訳と自社ターゲット業界のカバー状況を、無料枠やトライアルで実際に検索して確かめてください。

ポイント2:取得できるデータ項目がどの階層まで届くか

比較検討で最も見落とされやすく、導入後の成果を最も左右するのがこの観点です。企業データは、社名・住所・代表番号といった基本属性を第1層とすると、その上に売上・従業員数などの企業規模、さらに部署直通番号・組織図・キーマン、そして求人やニュースなどの行動シグナルという階層構造になっています。

自社が受付突破に詰まっているなら、いくら第1層の件数を増やしても解決しません。逆に、まだターゲット業界すら定まっていない段階で最上位層のツールを入れても、機能を持て余します。各ツールがどの階層まで保有しているかは、次章の比較表と「取得できるデータ項目で比較する」章で整理しています。

ポイント3:無料枠・トライアルで何を検証できるか

無料枠は「タダで使えるか」ではなく「導入判断に必要な検証ができるか」で見ます。件数だけ試せてもデータの中身が確認できなければ、判断材料にはなりません。

公式サイトで確認できる範囲では、FUMAは完全無料、BIZMAPSは会員登録のみで月100件まで無料ダウンロード、Musubuは30日間ほぼ全機能の無料トライアル、Urizoは1週間で合計1,500件、Listoruは約40サイト・3,000件までの無料版、Hirameki 7は最大14日間の無料トライアル(無料プランではなく期間終了後は契約が必要)と、条件はかなり異なります。SalesNow Liteは月額0円の従量課金のため、そもそも固定費を払わずに本番データを検索できます。

検証時は「自社のターゲット条件で何件ヒットするか」と「そのうち何件に必要な項目が入っているか」の2つを必ず数えてください。前者だけを見て契約すると、項目の欠損に導入後に気づくことになります。

ポイント4:データの更新頻度と鮮度

営業リストの価値は時間とともに劣化します。企業は移転し、電話番号は変わり、法人は解散します。更新が止まったデータで架電を続けると、不通が増えて架電効率が落ちるだけでなく、担当者のモチベーションにも影響します。

更新頻度はツールによって日次・週次・月次と幅があります。SalesNowは日次で230万件以上のデータを更新し、100万件以上のデータソースから情報を収集しています。MusubuはAIによるデータ収集で1日20万件に及ぶ企業データを自動更新すると公式サイトに明記しており、HRogリストは250以上の求人サイトから毎週データを取得しています。

注意したいのはWeb収集型の「リアルタイム」です。Urizoやリスタは「いまサイトに表示されている情報」をその場で取得しますが、これは収集元サイトが更新されていることが前提です。取得元のページが3年前から更新されていなければ、リアルタイムに取ってきた3年前の情報が手元に届きます。「収集がリアルタイム」と「情報が最新」は別の話だと理解しておいてください。

ポイント5:絞り込み条件の柔軟性(ターゲティング精度)

リストの「量」だけでなく「質」を高めるには、絞り込み条件の柔軟性が重要です。業種・地域・従業員数といった基本条件に加えて、「求人を出している企業」「資金調達をした企業」「特定の技術を導入している企業」など、行動シグナルに基づいた絞り込みができるかどうかで商談化率が変わります。

SalesNow Liteでは20以上の条件で検索が可能で、AIターゲット選定機能により自然言語でターゲットを指定することもできます。また、上位版のSalesNowではアクティビティ通知(求人・ニュースなどのリアルタイムシグナル)を活用したターゲティングが可能で、「今アプローチすべき企業」を特定できます。

自社のターゲットが明確であればあるほど、絞り込み条件の柔軟性がツール選びの決め手になります。

ポイント6:SFA/CRMとの連携性

営業リスト作成ツールで取得したデータを、SalesforceやHubSpotなどのSFA/CRMにスムーズに取り込めるかどうかも重要なポイントです。リストを作成するたびに手作業でコピー&ペーストしていては、工数削減の効果が半減します。

CSVエクスポートに対応しているツールは多いですが、API連携やワンクリックでのSFA取り込みに対応しているツールは限られています。SalesNowはSalesforce/HubSpotとの直接連携(SalesNow for Salesforce)に対応しており、リストの取り込みだけでなく名寄せ(法人番号ベースの重複排除)やデータ補完も自動化できます。

すでにSFA/CRMを導入済みの組織では、連携性の高さが長期的な運用効率を大きく左右します。導入前にAPI連携の有無とデータの自動同期が可能かを確認しておきましょう。名寄せ機能を持つツールの比較と選び方は「【2026年最新版】名寄せツール比較おすすめ10選|選び方・タイプ別・SFA連携で徹底解説」で詳しく解説しています。

ポイント7:解約したときにデータが手元に残るか

比較記事ではまず触れられませんが、実務では必ず問題になる観点です。営業リスト作成ツールは、大きく分けて「取得したデータを自社の資産としてCSVで手元に持てるもの」と「契約期間中だけツール上で閲覧・利用できるもの」に分かれます。後者を選ぶと、解約した瞬間に、それまで積み上げた架電履歴とセットになっていた企業データが参照できなくなります。

確認すべきは3点です。第一に、取得済みデータをCSVなどで全件エクスポートできるか。第二に、エクスポートしたデータを契約終了後も利用してよいと利用規約上定められているか。第三に、月間の出力上限がある場合、その上限が実運用に耐えるか。Listoruのように1回の出力あたりの上限件数が設定されているケースもあるため、公式の利用規約と料金ページを必ず突き合わせてください。

従量課金型は、この点で構造的に有利です。SalesNow Liteは契約期間の縛りがなく、購入した分のデータは都度ダウンロードして手元に残せるため、「解約したら見られなくなる」という状態が起きません。

【比較表付き】営業リスト作成ツールおすすめ15選

ここからは実際のツールを見ていきます。掲載する料金・データ件数は、2026年8月時点で各社公式サイトに明記されている数値のみを採用しました。公式に金額の記載がないものは「要問い合わせ」、件数の記載がないものは「公式非公開」としています。他社比較記事で見かける数値でも、公式で確認できないものは載せていません。

候補は比較表で3つまで絞り、必ず自社のターゲット条件で実際に検索してから決めてください。

全15ツール比較表

データベース検索型・Web収集型・インテントデータ型・求人特化型の順に並べています。「取得できる主な項目」の列が、この記事でもっとも見ていただきたい比較軸です。同じ営業リスト作成ツールでも、ここに書かれている内容が単価差の正体です。

ツール名 タイプ 料金(公式記載) データ件数 取得できる主な項目 無料で試せる範囲
SalesNow DB検索型 要問い合わせ 1,400万件超 基本属性・企業規模に加え、部署直通番号・組織図・求人やニュースの行動シグナルまで保有。法人番号ベースの名寄せに対応。 デモあり
SalesNow Lite DB検索型 月額0円
1件50円
(税込55円)
580万社+ 企業名・業種・所在地・従業員数・設立年・資本金・売上高・電話番号・URL・上場区分+AI要約。部署直通番号は含まない。 月額0円で検索
Musubu DB検索型 月額20万円
(6ヶ月)
月額16万円
(12ヶ月)
※税別
1,200万件
以上
企業540万社・店舗250万店舗・部署100万部署・キーマン200万人。ニュースや求人からのニーズ検索に対応。 30日間
ほぼ全機能
BIZMAPS DB検索型 無料枠あり
追加30円/件
※他プランは
要問い合わせ
200万件超 住所・電話番号・売上高・従業員数・代表者名・メールアドレス。展示会出展歴などのオリジナルタグで絞り込み可能。 月100件DL
infobox DB検索型 要問い合わせ 255万社 インボイス登録法人を網羅。組織図・部署直通番号・SNS情報を保有し、200種類超の特徴タグで対象企業を選定できる。 要問い合わせ
LEADPAD DB検索型 要問い合わせ 公式非公開 企業データベースを基点にした商談分析・受注分析と、独自の顧客スコアによるアプローチタイミング検知。 無料相談
スピーダ
顧客企業分析
DB検索型 要問い合わせ 公式非公開 既存顧客の傾向分析から類似企業を抽出するアカウント選定に強み。企業分析データとの掛け合わせに対応。 デモあり
FUMA DB検索型 完全無料 公式非公開 企業の基本属性を無料で検索・閲覧できる。中小企業を中心に収録し、代表番号ベースの情報が中心。 完全無料
Sales Marker インテント型 要問い合わせ 法人560万社
人物950万件
部署210万件
1日50億レコードのインテントデータで検討中の企業を検知。キーマンへのマルチチャネルアプローチに対応。 無料デモ
Urizo Web収集型 月額6,578円〜
/9,900円〜
※プランに
より変動
電話約560万件
FAX約240万件
メール約71万件
30以上のWebサイトから公開情報を収集。電話番号・FAX番号・住所が中心で、部署直通番号は基本的に取得できない。 1週間
1,500件
Listoru Web収集型 月額6,800円〜
16,800円
初期3,300円
600万件以上 有料版は270以上のサイトに対応し収集件数無制限。取得できるのは各サイトの公開情報に限られる。 約40サイト
3,000件
リスタ(ListA) Web収集型 月額11,000円〜
(税込)
公式非公開 収集元サイトを限定せず、自由なキーワードでWeb全体から検索してリスト化できる点が特徴。 無料お試し
リストクラスター Web収集型 要問い合わせ 公式非公開 ターゲットサーチエンジンでのリスト作成に加え、800万件の電話番号データベースとの連携に対応。 無料
トライアル
Hirameki 7 Web収集型 月額1,200円〜
(税別)
グループ
4,800円
120万社以上 営業リスト検索に加え、サイト制作・メール配信・名刺管理を1つで賄うオールインワン構成。 最大14日間
トライアル
HRogリスト 求人特化型 月額4万円〜
初期10万円
※6ヶ月以上で
初期無料
過去分10億件
以上
250以上の求人サイトから毎週収集。求人広告プランと予想出稿金額の概算判定に対応した人材業界特化型。 無料
トライアル

※2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている情報に基づきます。公式サイトに金額・件数の記載がないものは「要問い合わせ」「公式非公開」と表記しました。最新の料金・機能は必ず各社公式サイトでご確認ください。

比較表を見て「まず1件試したい」と思ったら

SalesNow Liteなら月額固定費なしで580万社以上の法人データベースを検索し、必要な件数だけ購入できます。契約期間の縛りがないため、他ツールのトライアルと並行して同じ条件で引き比べる検証にも使えます。

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データベース検索型の営業リスト作成ツール8選

ここからは各ツールを個別に見ていきます。まずはデータベース検索型から。項目が正規化されていてSFA/CRMに載せやすく、継続的に新規開拓を回す組織の中心になるタイプです。

1. SalesNow|1,400万件超のデータで部署直通番号・名寄せまで一気通貫

公式サイト:salesnow.jp

SalesNowの公式サイト

SalesNowは、国内1,400万件超の企業・組織データを収録する営業データプラットフォームです。企業データベース収録件数No.1・法人網羅率No.1(※)の実績を持ちます。この記事で繰り返し触れている「取得できる情報の階層」でいえば、基本属性・企業規模の上に、部署直通電話番号・組織図・担当者情報、さらに求人やニュースといった行動シグナルまでを1つのデータベースで保有している点が他の営業リスト作成ツールとの構造的な違いです。

※2025年10月期_企業データベースにおける市場調査 調査機関:日本マーケティングリサーチ機構

データは日次で230万件以上更新され、100万件以上のデータソースから情報を収集しています。SalesforceやHubSpotとのネイティブ連携を備え、法人番号ベースの名寄せによって既存顧客との重複や表記ゆれを機械的に処理できるため、「リストを作る」だけでなく「SFA/CRMを汚さずに載せる」ところまでが守備範囲です。導入企業では商談数2.3倍・1人あたり平均8.6時間の工数削減という実績が出ています。

なおSalesNowスコアは、企業の活発度を100点満点で示す独自指標です。会社情報の更新・従業員数推移・求人出稿状況・ニュース/プレスリリース配信・上場状況という5つの一次データから算出する汎用指標で、利用者の受注データを学習するものではなく「その企業がいま動いているかどうか」を測るものです。

  • 1,400万件超の企業・組織データで業界最大級の網羅性
  • 部署直通電話番号・組織図による受付突破(商談数2.3倍の導入実績)
  • 日次230万件以上のデータ更新で情報の鮮度を維持
  • 法人番号ベースの名寄せでSFA/CRMの重複排除を自動化
  • Salesforce/HubSpotとのネイティブ連携でデータ整備から新規開拓まで一気通貫
料金要問い合わせ
データ件数1,400万件超(企業・組織データ)
更新頻度日次230万件以上更新
無料で試せる範囲デモあり

こんな企業におすすめ:Salesforce/HubSpot導入済みでデータ整備にも課題がある企業、代表番号ではなく部署・担当者に直接アプローチしたい営業組織

2. SalesNow Lite|月額0円の従量課金で、必要な分だけ買える

公式サイト:salesnow.jp/lite

SalesNow Liteの公式サイト

SalesNow Liteは、月額0円・1件50円(税込55円)の従量課金で使える営業リスト作成ツールです。580万社以上の法人データベースから、企業名・業種・都道府県・市区町村・従業員数・設立年・資本金・売上高・電話番号・URL・上場区分の11項目に、AIによる企業概要・求人動向・ニュースの要約3項目を加えた計14項目を取得できます。

ここで正確に押さえておきたいのは、Liteが提供するのは法人単位の基本データであり、部署直通電話番号・組織図・担当者氏名・個人メールアドレスといった部署情報や個人情報は一切含まれない点です。受付突破そのものを解決するプロダクトではなく、「固定費をかけずに、条件に合う法人の母集団を手元に用意する」ためのプロダクトだと理解して選ぶと期待とのズレが起きません。

AIターゲット選定に対応しており、「渋谷区のIT企業で従業員50名以上」のように自然言語で条件を伝えるだけでリストが生成されます。クレジットカード決済で即日利用でき、契約期間の縛りも解約手続きもないため、他ツールのトライアルと同じ条件で引き比べる検証用途にも使えます。

  • 月額0円・契約縛りなしで、必要なときに必要な分だけ購入できる
  • AIターゲット選定で自然言語からの条件指定に対応
  • 20以上の絞り込み条件とAIサマリ(企業概要・求人動向・ニュース)を搭載
  • クレジットカード即決済で個人決裁が可能、最短5分でリスト取得
  • 部署直通番号・組織図・担当者情報は含まない(必要な場合はSalesNow本体)
料金月額0円・1件50円(税込55円)、最低チャージ5,000円/回
データ件数580万社以上
更新頻度日次230万件以上更新
無料で試せる範囲月額0円で検索可能(購入時のみ課金)

こんな企業におすすめ:固定費をかけずにリスト作成を始めたいスタートアップ・中小企業、稟議を通さず自分の決裁で今すぐ試したい営業担当者

月額0円・1件50円から、580万社以上のデータベースを試す

SalesNow Liteはクレジットカード登録だけで即日利用でき、契約期間の縛りも解約手続きもありません。まずは自社のターゲット条件で何件ヒットするかを確かめるところから始められます。

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3. Musubu|1,200万件のデータをニーズ検索と組み合わせる

公式サイト:musubu.in

Musubuの公式サイト

Musubuは1,200万件以上の企業データを保有する営業リスト作成ツールです。公式サイトでは内訳として、企業540万社・店舗250万店舗・部署100万部署・事業所50万・キーマン200万人が公開されています。この記事で繰り返している「件数の内訳を見る」という観点でいえば、法人単位では540万社という理解が実態に近い数字です。

特徴は、ニュースや求人から企業のニーズを検知して検索する「ニーズ検索」と、1日20万件に及ぶ企業データの自動更新です。Tier付けとダッシュボードによるABM機能も備えており、ターゲットの優先順位を組織で共有しながら運用できます。30日間の無料トライアルではアカウント数無制限でほぼ全機能を試せるため、検証のハードルは低めです。

  • 1,200万件以上のデータ(企業540万社・部署100万・キーマン200万人)
  • ニュース・求人からニーズを検知する「ニーズ検索」に対応
  • 1日20万件に及ぶ企業データの自動更新
  • Tier付けとダッシュボードによるABM運用が可能
  • 30日間・アカウント数無制限でほぼ全機能を試せる
料金6ヶ月プラン 月額200,000円/12ヶ月プラン 月額160,000円(いずれも税別)、Salesforce連携は月額50,000円(税別)
データ件数1,200万件以上(企業540万社ほか)
更新頻度1日20万件を自動更新
無料で試せる範囲30日間・アカウント数無制限のトライアル

こんな企業におすすめ:年間予算を確保してABM運用まで踏み込みたい企業、複数チームで同じターゲット定義を共有したい組織

4. BIZMAPS|月100件の無料枠とオリジナルタグでの絞り込み

公式サイト:biz-maps.com

BIZMAPSは200万を超える企業データを保有する営業リスト作成ツールです。会員登録のみで月100件まで無料ダウンロードでき、それを超える分は1件30円で追加購入できます。データベース検索型としては珍しく、無料枠だけで実データの質を確かめられる設計です。

最大の特徴は5,000項目以上のオリジナルタグです。展示会の出展履歴やシステム導入実績といった、標準的な業種コードでは表現できない切り口で企業を絞り込めるため、「同じ展示会に出ていた企業」「特定のツールを導入済みの企業」のような仮説ベースのターゲティングができます。約3,200人のリサーチャーによる随時更新でデータを維持していると公式サイトに明記されています。

  • 会員登録のみで月100件まで無料ダウンロード、追加は1件30円
  • 200万を超える企業データに5,000項目以上のオリジナルタグを付与
  • 展示会出展履歴・システム導入実績などの切り口で絞り込み可能
  • 住所・電話番号・売上高・従業員数・代表者名・メールアドレスを収録
  • 約3,200人のリサーチャーによる随時更新
料金無料枠月100件、追加購入は1件30円。その他プランは要問い合わせ
データ件数200万を超える企業データ
更新頻度リサーチャーによる随時更新
無料で試せる範囲会員登録のみで月100件ダウンロード

こんな企業におすすめ:業種コードでは切れない独自の仮説でターゲティングしたい企業、少量から実データの質を検証したい企業

5. infobox|インボイス登録法人255万社と組織図・部署直通番号

公式サイト:info-box.jp

infoboxは、インボイス登録法人255万社を網羅する営業リスト作成ツールです。組織図・部署直通番号・SNS情報を保有しており、代表番号止まりのリストでは越えられない受付の壁に対して直接的な打ち手を持っています。公式サイトでは、部署直通とキーパーソンを把握できたことで受付突破率が体感30〜40%向上した事例が紹介されています。

絞り込みは、業種・従業員数などの基本条件に加えて200種類を超える特徴タグで行えます。料金は公式サイトに金額の記載がなく、プラン内容に応じた見積もりとなるため要問い合わせです。

  • インボイス登録法人255万社を網羅
  • 組織図・部署直通番号・SNS情報を保有
  • 200種類を超える特徴タグで対象企業を選定
  • 受付突破率が体感30〜40%向上した導入事例を公式に掲載
料金要問い合わせ
データ件数インボイス登録法人255万社
更新頻度公式非公開
無料で試せる範囲要問い合わせ

こんな企業におすすめ:受付突破に課題を感じている営業組織、インボイス登録の有無を判断材料にしたい企業

6. LEADPAD|顧客スコアでアプローチのタイミングを検知する

公式サイト:lp.leadpad.io

LEADPADの公式サイト

LEADPADは、企業データベースを基点に商談分析・受注分析を行い、独自の顧客スコアでアプローチタイミングを検知する営業リスト作成ツールです。「ターゲット分析」「タイミングキャッチ」「オペレーション実行」の3つを一連の流れとして設計している点が特徴で、リストを作った後の運用まで含めて仕組み化したい組織に向いています。

データ収録件数と料金は公式サイトに記載がなく、いずれも要問い合わせです。他社の比較記事では具体的な件数が掲載されている場合がありますが、本記事では公式で確認できないため「公式非公開」としています。

  • 企業データベースを基点にした商談分析・受注分析
  • 独自の顧客スコアでアプローチタイミングを検知
  • 適切なタイミングでの情報提供までをオペレーションとして設計
  • データ件数・料金はいずれも公式非公開(無料相談から確認)
料金要問い合わせ
データ件数公式非公開
更新頻度公式非公開
無料で試せる範囲無料相談

こんな企業におすすめ:リスト作成だけでなく商談データの蓄積・分析までPDCAを回したい営業組織

7. スピーダ 顧客企業分析|既存顧客の傾向から類似企業を割り出す

公式サイト:forcas.ub-speeda.com

スピーダ 顧客企業分析(旧FORCAS)は、既存顧客の傾向を分析して類似企業を抽出する、アカウント選定に強みを持つツールです。ゼロからターゲットを設計するのではなく、すでに受注できている顧客の共通項を出発点にする考え方のため、一定数の受注実績が蓄積されている組織ほど効果が出やすい設計になっています。

企業データの収録件数と料金は、いずれも公式サイトに記載がなく要問い合わせです。ABM戦略の設計から実行までを支援する位置づけのため、まずはデモで自社の顧客データを使った分析イメージを確認するのが現実的な検討の進め方です。

  • 既存顧客の傾向分析から類似企業を抽出するアカウント選定
  • 企業分析データとの掛け合わせによるABM戦略の設計支援
  • データ件数・料金はいずれも公式非公開
  • 受注実績が蓄積されている組織ほど分析精度が上がる
料金要問い合わせ
データ件数公式非公開
更新頻度公式非公開
無料で試せる範囲デモあり

こんな企業におすすめ:ABM戦略を本格的に実施したいエンタープライズ企業、受注実績からICPを再定義したい企業

8. FUMA|完全無料で企業情報を検索できる

公式サイト:fumadata.com

FUMAの公式サイト

FUMAは、完全無料で企業情報を検索・閲覧できる営業リスト作成ツールです。中小企業を中心に収録しており、コストをかけずに企業情報の検索を始めたい場合の入口として使えます。収録件数は公式サイトに明記がないため、本記事では公式非公開としています。

取得できるのは企業の基本属性が中心で、電話番号は代表番号ベースです。無料である以上、部署直通番号や行動シグナルといった上位層の情報は期待できません。逆にいえば、「まず企業がどれくらい存在するのか」を掴む一次調査には十分機能します。無料ツールに絞った比較検討は「【2026年最新版】無料で使える営業リスト作成ツール12選|SalesNow Lite・AI×MCP連携との比較で選び方を解説」で詳しく解説しています。

  • 完全無料で企業情報を検索・閲覧できる
  • 中小企業を中心に収録
  • 取得できるのは基本属性が中心で、電話番号は代表番号ベース
  • 収録件数は公式非公開
料金完全無料
データ件数公式非公開
更新頻度公式非公開
無料で試せる範囲全機能無料

こんな企業におすすめ:初めて営業リストツールに触れる企業、予算ゼロで市場の企業数を掴みたい個人事業主・スタートアップ

インテントデータ型の営業リスト作成ツール1選

件数を増やすのではなく、いま検討している企業だけを抜き出すアプローチです。架電量を増やせない少人数組織や、検討期間の長い高単価商材と相性があります。

9. Sales Marker|検索行動シグナルで検討中の企業を検知する

公式サイト:sales-marker.jp

Sales Markerは、インテントデータで企業の検討タイミングを捉える営業リスト作成ツールです。公式サイトでは、法人データ560万社・人物データ950万件・部署データ210万件を保有し、1日50億レコードのインテントデータでニーズをリアルタイムに検知すると公表されています。

設定したキーワードを検索している企業を通知する「セールスシグナル」と、800万のキーマンへ複数チャネルでアプローチするシーケンス機能を組み合わせることで、「誰に、いつ、どのチャネルで当てるか」までを一連の流れとして設計できます。料金は提供プランに応じて変わるため公式に金額の記載はなく、無料デモで実画面を確認しながらの検討になります。

  • 法人560万社・人物950万件・部署210万件のデータを保有
  • 1日50億レコードのインテントデータでニーズをリアルタイム検知
  • 設定キーワードを検索している企業を通知するセールスシグナル
  • 800万のキーマンへのマルチチャネルアプローチに対応
料金要問い合わせ(提供プランに応じて変動)
データ件数法人560万社/人物950万件/部署210万件
更新頻度インテントデータはリアルタイム
無料で試せる範囲無料デモあり

こんな企業におすすめ:架電量を増やせない少人数の営業組織、検討期間が長く高単価な商材を扱う企業

Web収集型の営業リスト作成ツール5選

公開情報を素早く大量に集められるタイプです。件数と速度を優先する立ち上げ期に向く一方、取得できるのは各サイトに掲載されている範囲にとどまります。

10. Urizo|30以上のサイトから電話・FAX番号を収集する

公式サイト:urizo.jp

Urizoの公式サイト

Urizoは、30以上のWebサイトから公開情報を収集するWeb収集型の営業リスト作成ツールです。公式サイトでは取得可能な件数が項目別に公開されており、電話番号 約560万件・住所 約560万件・FAX番号 約240万件・URL 約93万件・メールアドレス 約71万件となっています。ここで注目したいのは、電話番号と比べてメールアドレスが1割強しか取れないという内訳です。「560万件のツール」と一括りにせず、自社が使う項目で何件取れるかを見る必要があります。

収集元サイトを選んで取得できるため、店舗型ビジネスなど特定業態に絞ったリスト作成に強みがあります。1週間の無料トライアルで30のサイトから合計1,500件を試せるため、自社のターゲット業態がどの程度拾えるかを事前に確認できます。

  • 30以上のWebサイトから公開情報をリアルタイム収集
  • 電話約560万件・FAX約240万件・メール約71万件と項目別に件数を公開
  • 収集元サイトを選択でき、特定業態に絞ったリスト作成に強い
  • 1週間の無料トライアルで合計1,500件まで取得可能
  • 公開情報が中心のため、部署直通番号は基本的に取得できない
料金公式サイト表示で月額6,578円〜/9,900円〜(プランにより変動)
データ件数電話約560万件・FAX約240万件・メール約71万件ほか
更新頻度収集元サイトの表示内容をその場で取得
無料で試せる範囲1週間・合計1,500件

こんな企業におすすめ:特定エリア・特定業態の件数を短期間で確保したい企業、店舗型ビジネスをターゲットにする営業組織

11. Listoru|270以上のサイトに対応し収集件数は無制限

公式サイト:listoru.com

Listoruは、600万件以上の企業データにアクセスできるWeb収集型の営業リスト作成ツールです。無料版は約40サイト・最大3,000件まで、有料版は対応サイトが270以上に広がり収集件数が無制限になります。料金は対応サイト数に応じた4段階で、スタートプラン月額6,800円(1サイト)から全市場攻略プラン月額16,800円(270以上の全サイト)まで公開されています。全プラン共通で初期費用3,300円がかかります。

1回の出力につき1件あたりの上限が設定されている点や、予約収集機能・追加IDが別料金のオプションである点は、公式の料金ページに明記されています。月額の額面だけでなく、初期費用とオプション費用を足した実際の支払額で比較してください。

  • 有料版は270以上のサイトに対応し収集件数は無制限
  • 600万件以上の企業データにアクセス可能
  • 無料版は約40サイト・最大3,000件まで
  • 初期費用3,300円が全プラン共通、予約収集・追加IDは別料金
  • 取得できるのは各サイトの公開情報に限られる
料金スタート6,800円/営業強化9,800円/成長12,800円/全市場攻略16,800円(月額)+初期費用3,300円
データ件数600万件以上
更新頻度収集元サイトの表示内容をその場で取得
無料で試せる範囲約40サイト・最大3,000件の無料版

こんな企業におすすめ:収集対象サイトを段階的に広げたい企業、地域密着型のビジネスで大量のリストが必要な企業

12. リスタ(ListA)|収集元を限定せずキーワードから探す

公式サイト:econos.jp/products/lista.php

リスタ(ListA)は、収集元サイトを限定せず、自由なキーワードでWeb全体から検索してリスト化するタイプの営業リスト作成ツールです。特定のポータルサイトに登録していない事業者も拾える可能性がある一方、収集結果の精度はキーワード設計に依存します。

料金は月額11,000円(税込)からと公式に明記されており、無料お試しも用意されています。取得可能な件数やデータ項目については公式サイトに明記がないため、本記事では公式非公開としています。ニッチな業界を狙う場合は、無料お試しで実際のキーワードを投げて結果を確認してから判断するのが確実です。

  • 収集元サイトを限定せず自由なキーワードでWeb全体から検索
  • 特定ポータルに登録していないニッチ業界の事業者も拾える可能性がある
  • 月額11,000円(税込)からと公式に明記
  • 取得件数・データ項目は公式非公開
料金月額11,000円(税込)〜
データ件数公式非公開
更新頻度収集元サイトの表示内容をその場で取得
無料で試せる範囲無料お試しあり(条件は公式非公開)

こんな企業におすすめ:既存のポータルサイトでは拾えないニッチ業界を狙う企業、キーワードベースで探索的にリストを作りたい企業

13. リストクラスター|電話番号データベースとの連携に対応

公式サイト:listcluster.com

リストクラスターの公式サイト

リストクラスターは、ターゲットサーチエンジンによるリスト作成に加え、800万件の電話番号データベースとの連携に対応した営業リスト作成ツールです。Web収集で集めた企業に対して電話番号を補完できるため、「社名は取れたが番号が空欄」という状態を減らせます。

料金は公式サイトに金額の記載がなく要問い合わせです。無料トライアルが用意されているため、まずは自社のターゲット条件で試してから判断できます。

  • ターゲットサーチエンジンによるリスト作成
  • 800万件の電話番号データベースとの連携に対応
  • Web収集したデータへの電話番号補完が可能
  • 料金は公式非公開、無料トライアルあり
料金要問い合わせ
データ件数公式非公開(電話番号データベースは800万件)
更新頻度公式非公開
無料で試せる範囲無料トライアルあり

こんな企業におすすめ:Web収集したリストの電話番号欠損に困っている企業、収集からクリーニングまでを1つのツールで完結させたい営業チーム

14. Hirameki 7|リスト検索とメール配信を1つで賄うオールインワン

公式サイト:hirameki7.io

Hirameki 7は、営業リスト検索・Webサイト制作・メール配信・名刺管理・案件管理を1つにまとめたオールインワン型のサービスです。営業リスト検索では120万社以上のデータから条件に合う企業を探せます。料金はシングルプラン月額1,200円(税別)、グループプラン月額4,800円(税別)と公開されており、この価格帯でリスト検索とメール配信の両方を賄える点が強みです。

注意点として、無料で使い続けられるプランはありません。最大14日間の無料トライアルが用意されていますが、期間終了後はプラン契約が必要になります。「無料プランあり」と紹介されている記事も見かけますが、公式サイトの記載はトライアルです。

  • 営業リスト検索で120万社以上のデータを利用可能
  • サイト制作・メール配信・名刺管理・案件管理を1つで賄える
  • シングルプラン月額1,200円(税別)、グループプラン月額4,800円(税別)
  • 無料プランはなく、最大14日間の無料トライアルのみ
料金シングルプラン月額1,200円/グループプラン月額4,800円(いずれも税別)
データ件数120万社以上(営業リスト検索)
更新頻度公式非公開
無料で試せる範囲最大14日間の無料トライアル(無料プランなし)

こんな企業におすすめ:リスト作成からメール配信までを1ツールで完結させたい小規模事業者、ツールの本数を増やしたくない組織

求人特化型の営業リスト作成ツール1選

採用活動というシグナルを起点にリストを組むタイプです。人材・HR領域のほか、採用中の企業を顧客にするBtoBサービス全般で使えます。

15. HRogリスト|250以上の求人サイトから毎週データを収集

公式サイト:list.hrog.net

HRogリストの公式サイト

HRogリストは、250以上の求人サイトから毎週データを取得し、10億件以上の過去分データを蓄積している求人特化型の営業リスト作成ツールです。いま採用活動をしている企業を、エリア・職種・採用予定人数などの条件で絞り込んでリスト化できます。

特徴的なのは、求人広告プランと予想出稿金額の概算判定に対応している点です。ターゲット企業がどの程度の採用予算を動かしているかを事前に把握したうえでアプローチできるため、提案の初手が変わります。料金は初期費用10万円・月額4万円からで、6ヶ月以上の契約なら初期費用が無料になると公式サイトに明記されています。

  • 250以上の求人サイトから毎週データを取得
  • 10億件以上の過去分求人データを蓄積
  • 求人広告プランと予想出稿金額の概算判定に対応
  • エリア・職種・採用予定人数でターゲット企業を絞り込み可能
  • 6ヶ月以上の契約で初期費用が無料
料金初期費用10万円・月額4万円〜(6ヶ月以上の契約で初期費用無料)
データ件数過去分10億件以上/250以上の求人サイト
更新頻度毎週データ取得
無料で試せる範囲無料トライアルあり

こんな企業におすすめ:人材紹介・求人広告代理店・HRテック企業、採用活動中の企業をターゲットにするBtoBサービス

AI・自動作成の観点で選ぶ場合

「営業リストを自動で作りたい」「AIで効率化したい」というニーズは、上記15ツールの分類とは別の軸で考える必要があります。自動化には、条件を保存して定期実行する「収集の自動化」と、自然言語からターゲットを解釈する「条件設計の自動化」という2つの層があり、前者は多くのツールが対応している一方、後者に踏み込めているツールはまだ限られます。

SalesNow Liteは自然言語でターゲットを指定できるAIターゲット選定に対応しており、条件設計の自動化を月額0円から試せます。さらにSalesNow MCPを使えば、AIクライアントからの自然言語リクエストでリスト生成まで到達できます。この点は後述の「SalesNow MCPで自然言語×営業リスト作成を実装する」で詳しく扱います。

AI活用に絞った各ツールの比較と選定基準は「【2026年最新版】営業リスト作成AIツール比較|AI活用でアポ率が上がる理由と選び方を解説」で詳しく解説しています。本記事は作成ツール全般の総合比較、記事60はAI軸に絞った比較という役割分担です。

取得できるデータ項目で比較する|代表番号止まりか、部署直通まで届くか

ここまで料金と件数を見てきましたが、営業リスト作成ツールの比較記事を何本読んでも決めきれない最大の理由は、この観点がどこにも書かれていないからです。「1件30円のツール」と「1件50円のツール」と「要問い合わせのツール」を単価で並べても、その1件に何が入っているかが違えば、比較したことになりません。

単価差の正体は機能差ではなく、そのデータが情報の第何層まで届いているかの差です。

企業データの4階層モデル

営業リストに載る企業データは、下から順に4つの層に分けて考えると整理できます。上の層に行くほど収集と維持のコストが上がり、それがそのまま単価に反映されます。

階層 含まれる項目 この層で解決できること/できないこと この層まで持つツール
第1層
基本属性
社名・住所・代表電話番号・URL・業種 ターゲット企業の母集団を作れる。ただし架電しても受付で止まりやすく、宛先は「ご担当者様」になる。 FUMA
Urizo
Listoru
リスタ
第2層
企業規模
従業員数・売上高・資本金・設立年・上場区分 優先順位付けとセグメント設計ができる。商材の価格帯に合う企業だけに絞れる。 SalesNow Lite
BIZMAPS
Musubu
Hirameki 7
第3層
組織・人
部署直通電話番号・組織図・部署名・キーマン情報 受付を経由せず担当部署に直接つながる。受付突破率の改善はこの層に到達して初めて起きる。 SalesNow
infobox
Sales Marker
Musubu(部署)
第4層
行動シグナル
求人出稿・ニュース・資金調達・検索行動(インテント) 「いま動いている企業」を特定でき、当てるタイミングを設計できる。少ない架電数で成果を出せる。 SalesNow
Sales Marker
Musubu
HRogリスト(求人)

※各ツールの保有項目は、2026年8月時点で各社公式サイトに記載されている内容に基づく分類です。プランによって利用できる範囲が異なる場合があります。

自社が詰まっている層を先に特定する

ツール比較で失敗する典型は、いま詰まっている層とは違う層を強化してしまうことです。判断は次の3つの問いで整理できます。

  1. そもそも架電先が足りていないか——足りていないなら第1層〜第2層の件数を増やせば改善します。ここで高機能なツールを入れても、増えるのはコストだけです。
  2. 架電はできているが受付で止まるか——止まっているなら、件数をいくら増やしても数字は動きません。第3層の部署直通番号・組織図を持つツールに切り替える必要があります。SalesNowで商談数2.3倍という結果が出ている案件は、多くがこの層の移行によるものです。
  3. 担当者には繋がるが刺さらないか——タイミングの問題です。第4層の行動シグナルで、いま課題が顕在化している企業に絞り込みます。

この順番を守らずに最上位層のツールから検討すると、必要のない機能に予算を払うことになります。逆に、受付突破が課題なのに第1層のツールを増やし続けると、架電量だけが増えて疲弊します。

SalesNow LiteとSalesNow本体の使い分け

同じSalesNowでも、Liteと本体では届く層が異なります。SalesNow Liteは第1層と第2層をカバーする法人単位の基本データ14項目を提供するプロダクトで、部署直通電話番号・組織図・担当者氏名・個人メールアドレスといった部署情報・個人情報は含まれません。月額0円・1件50円(税込55円)という価格は、この範囲だからこそ成立しています。

一方、SalesNow本体は1,400万件超の企業・組織データとして第3層・第4層まで保有し、部署直通番号・組織図によるダイレクトアプローチと、求人・ニュースのアクティビティ通知によるタイミング検知に対応します。料金は利用規模や連携範囲に応じた個別見積もりのため要問い合わせです。

「まずは母集団を作りたい」ならLite、「受付突破とタイミングまで含めて営業基盤にしたい」なら本体、という切り分けで考えると迷いません。

月額ではなく「1件あたり実質コスト」で比較する

比較サイトの表を見ていると、月額1,200円のツールと月額20万円のツールが同じ列に並んでいて、なんとなく前者が安く見えます。しかし営業の現場で効いてくるのは月額の額面ではなく、「その月に実際に架電できた1件あたりいくらかかったか」です。

実質コスト=月額÷(その月に実際に使えた件数)で揃えると、額面の印象は逆転することがあります。

実質コストの計算式と落とし穴

計算自体は単純です。月額料金と初期費用の按分を、その月に実際に使えた件数で割ります。ただし分母の「実際に使えた件数」の定義でつまずきやすいため、次の3点を差し引いてください。

  • プランの取得上限:無制限に見えても、1回の出力上限や月間検索回数の制限があるツールがあります。Listoruのように1回の出力あたりの上限件数が公式に明記されているケースは、実運用の件数を先に見積もる必要があります
  • 必要項目が欠損している件数:電話番号でアプローチするのにメールアドレスしか入っていない行は、実質的に使えません。Urizoが公式に公開している項目別件数(電話約560万件に対しメール約71万件)のような内訳は、この見積もりに直結します
  • 既存顧客・重複との重なり:SFA/CRMにすでにある企業は新規架電先になりません。重複率が2割あれば、分母は2割減ります

安いツールが安く見える理由を分解する

単価の低いツールは、公開情報を機械的に収集することでコストを抑えています。つまり単価の安さは、そのまま「代表番号までしか入っていない」「担当部署が分からない」という情報の薄さとセットになっています。これは欠陥ではなく設計思想の違いであり、母集団づくりの段階では合理的な選択です。

問題は、その安さを受付突破が必要なフェーズに持ち込むことです。低単価のデータを1万件集めても、代表番号にかけて受付で止まる限り、商談は増えません。このとき本当に発生しているコストはデータ代ではなく、成果の出ない架電に費やした営業担当者の時間です。データ代が月1万円でも、営業3人が成果の出ない架電に月20時間を使えば、失われているのは人件費のほうです。

逆に、部署直通番号まで含むデータは1件あたりの単価が上がりますが、必要な件数は減ります。受付突破率が変われば、同じ商談数を作るのに必要な母集団が小さくて済むためです。単価と必要件数はトレードオフの関係にあり、片方だけを見た比較は成立しません。

3つの導入パターンで実質コストを考える

自社がどのパターンに当てはまるかで、選ぶべき料金体系が変わります。

パターン 状況と考え方 適した料金体系
スポット・検証 まだ使用頻度が読めず、月によって必要件数が大きく変わる。固定費を払うと使わない月が丸ごと損失になる。 従量課金
(SalesNow Lite)
定常的な大量取得 毎月一定量を継続的に取得する。件数あたりの単価は下がるが、上限と欠損率を必ず確認する。 月額定額
(Web収集型各社)
営業基盤として運用 SFA/CRMと連携し、名寄せ・データ補完まで含めて組織のデータ基盤にする。単価ではなく商談数への寄与で判断する。 個別見積もり
(SalesNow等)

費用相場をより広く押さえたい場合は、リストを購入する場合の相場観とあわせて見ると判断しやすくなります。販売会社の料金体系と費用相場は「【2026年最新版】営業リスト購入おすすめ16選|販売会社の選び方・費用相場・比較表」で詳しく解説しています。

ツール選定が終盤に差し掛かると、ほぼ確実に法務部門から質問が来ます。「そのデータはどこから取得したものか」「個人情報は含まれるか」「オプトアウトの受付はどうするのか」。ここでつまずくと稟議が止まるため、比較段階で押さえておくと導入がスムーズです。

法人情報そのものは個人情報にあたりませんが、担当者名やメールアドレスが入った時点で規律の対象になります。

個人情報保護法における「法人情報」と「個人情報」の線引き

法人の商号・所在地・代表電話番号といった情報は、特定の個人を識別するものではないため、個人情報保護法上の個人情報にはあたりません。一方、営業リストに担当者の氏名・部署付きの個人名義メールアドレス・直通の携帯番号などが含まれると、それは生存する個人を識別できる情報として同法の規律対象になります。

実務上の確認ポイントは、そのデータが第三者提供にあたるかどうかです。ツール提供事業者から自社へのデータ提供が第三者提供に該当する場合、提供元は本人同意またはオプトアウト届出などの根拠を備えている必要があります。導入検討時には、提供元が個人情報保護委員会への届出を行っているか、利用規約でデータの取得経路がどう説明されているかを必ず確認してください。制度の詳細は個人情報保護委員会の法令・ガイドラインページで公表されています。

特定商取引法・電気通信事業法まわりの実務

作成したリストを使ってアプローチする段階でも、確認すべき規律があります。特定商取引法では、契約を締結しない旨の意思表示をした相手方に対する再勧誘が禁止されています。営業リストを運用する側の実務としては、「断られた企業」を記録し、次回以降のリストから機械的に除外する仕組みが必要です。条文と解釈は消費者庁の特定商取引法ガイドで確認できます。

また、法人番号を基準にデータを突合する運用を取る場合、法人番号自体は国税庁 法人番号公表サイトで公開されている情報のため、名寄せのキーとして安全に利用できます。表記ゆれに依存しない突合ができるという実務上の利点もあり、データ整備の設計では法人番号を持つツールを優先する合理性があります。

Web収集型ツールを使う場合の追加確認

Web収集型のツールは、収集元サイトの利用規約によって取得したデータの扱いが制限される場合があります。確認すべきは次の3点です。

  1. 収集元サイトの利用規約:自動収集そのものを禁じているサイトが含まれていないか。ツール側がどのサイトを対象にしているかは公式サイトに記載があります
  2. 取得したデータの再利用範囲:自社の営業活動に使えるのか、第三者への提供や再販が可能なのかは、ツールの利用規約で定められています
  3. オプトアウト受付の窓口:アプローチ先から「今後の連絡を止めてほしい」と申し出があったときに、誰がどう記録し、次回リストから除外するか。運用フローを事前に決めておく必要があります

いずれも導入後に整えようとすると後手に回ります。比較段階で各社の利用規約を並べて確認しておくと、法務レビューが一度で通りやすくなります。

営業リスト作成ツールのメリット・デメリットと導入後の失敗パターン

比較記事の多くは導入メリットで終わりますが、実際に稟議を通すときに問われるのは「入れたのに使われなくなった事例はないのか」です。ここではメリットとデメリットに加えて、導入後に実際によく起きる失敗パターンまで扱います。

ツール導入の成否は、リスト作成の工数削減ではなく商談化率の改善で判断してください。

営業リスト作成ツールの4つのメリット

メリット1:リスト作成工数の大幅削減

手作業で企業情報を検索・収集・整理する場合、1人あたり1日2〜3時間をリスト作成に費やしているケースも珍しくありません。営業リスト作成ツールを導入すれば、この作業を数分〜数十分に短縮できます。SalesNowの導入企業では、1人あたり平均8.6時間の工数削減が実現しています。

メリット2:データの網羅性と精度の向上

手作業で作成したリストは、担当者の知識やネットワークに依存するため、ターゲットの漏れが発生しがちです。ツールを活用すれば、業種・地域・規模を網羅的にカバーしたリストを取得でき、「知らなかった」「見落としていた」という機会損失を防げます。

メリット3:ターゲティング精度の向上による商談化率改善

業種・従業員数といった基本条件だけでなく、求人動向・資金調達・プレスリリースなどの行動シグナルに基づいた絞り込みにより、「今アプローチすべき企業」にリソースを集中できます。結果として、アポ獲得率・商談化率が改善します。

メリット4:営業ナレッジの組織化

ツールの検索条件や絞り込みパターンを保存・共有することで、「トップ営業のターゲティング勘」を組織的に再現できるようになります。属人的な営業活動から脱却し、チーム全体の生産性を底上げできます。

営業リスト作成ツールのデメリットと注意点

デメリット1:コストがかかる

無料ツールは件数制限や機能制限があるため、本格運用には有料プランが必要になるケースがほとんどです。月額数千円から数十万円まで幅があるため、自社の営業規模に見合った投資かどうかを慎重に判断する必要があります。

デメリット2:データの鮮度・正確性は100%ではない

どのツールも移転・廃業・番号変更などの反映にはタイムラグがあります。データの更新頻度が日次のツールでも、収集元の情報更新が遅れていれば古い情報が含まれることがあります。リストをそのまま使うのではなく、架電前のクレンジング作業を組み合わせることが重要です。

デメリット3:ツール任せにすると成果が出ない

リスト作成ツールは「材料」を提供するものであり、「成果」を保証するものではありません。ターゲット設計・アプローチのタイミング・トークスクリプトなど、リスト活用の戦略がなければ、ツールを導入しても商談化率は改善しません。

デメリット4:ツール間でデータの重複・不整合が生じる

複数のツールを併用したり、既存のSFA/CRMと組み合わせたりする場合、データの重複やフォーマットの不整合が発生しやすくなります。法人番号ベースの名寄せ機能を持つツールを選ぶか、データ統合の運用ルールを事前に設計しておく必要があります。

導入後によくある3つの失敗パターン

ここまでのデメリットは事前に想定できるものですが、実際に多いのは「想定していたのに手を打たなかった」ことによる失敗です。稟議段階で対策まで書いておくと、導入後の停滞を避けられます。

失敗1:層が合っていないツールを入れて、架電量だけが増える

受付突破が課題なのに、単価の安い第1層のツールで件数を増やしてしまうケースです。架電数は増えるものの商談数は変わらず、数か月後に「ツールを入れても意味がなかった」という結論になります。対策は、導入前に「どの層の情報が足りていないか」を言語化しておくことです。件数が足りないのか、繋がる先が足りないのかで、選ぶべきツールはまったく変わります。

失敗2:既存データとの突合ルールを決めずに運用を始める

新しいツールで取得したリストをSFA/CRMにそのまま流し込んだ結果、既存顧客と重複したレコードが大量に生まれ、既存取引先に新規開拓の架電をしてしまう——現場で最もダメージが大きい失敗です。対策は、初回インポートの前に法人番号での突合ルールを決めておくこと。名寄せの具体的な進め方は「【2026年最新版】名寄せツール比較おすすめ10選|選び方・タイプ別・SFA連携で徹底解説」で詳しく解説しています。

失敗3:解約時にデータが手元に残らない

契約期間中はツール上で快適に使えていたものの、解約したら過去に取得した企業データが参照できなくなり、架電履歴だけが残るケースです。乗り換え先で同じデータを買い直すことになり、実質的な乗り換えコストが跳ね上がります。対策は選び方のポイント7で触れたとおり、契約前にエクスポート可否と契約終了後の利用可否を利用規約で確認しておくことです。

作成した営業リストで成果を出す活用術

ツールを契約した翌週、CSVを出力して営業に配って終わり——この状態でリストの効果を測ろうとしても、何が良くて何が悪かったのかが分かりません。リストの質は作成時点で確定するものではなく、クレンジング・セグメント設計・効果測定を回す中で磨かれていきます。ここでは、出力したリストを商談につながる運用に変えるための実践手順を扱います。

営業リストで成果を出すカギは「作った後の運用」にある。

リストクレンジングで架電効率を上げる

ツールで取得したリストをそのまま架電リストとして使うのは避けましょう。まずは以下の3つのクレンジング作業を行い、架電効率を最大化します。

  1. 重複排除:同一企業が複数行にわたって登録されていないか確認。法人番号での突合が最も正確
  2. 不通情報の除外:過去の架電で不通・廃業が確認された番号をリストから除外
  3. 既存顧客・取引先の除外:SFA/CRMの既存顧客データと突合し、既存顧客への重複アプローチを防止

このクレンジング作業だけで、不通率を10〜20%改善できるケースが少なくありません。SalesNowの名寄せ機能を活用すれば、法人番号ベースでの重複排除とデータ補完を自動化でき、手作業のクレンジング工数を大幅に削減できます。

セグメント×アプローチの最適化

リスト全体に同じトークスクリプトで架電するのではなく、セグメントごとにアプローチ方法を変えることで商談化率を高められます。

セグメントの切り方としては、以下が効果的です。

  • 業種×従業員規模:最も基本的なセグメント。業種ごとの課題に合わせたトークを準備
  • 行動シグナル×タイミング:求人を出している企業、資金調達をした企業など、「今動いている企業」を優先
  • 過去接点の有無:過去に資料請求やセミナー参加があった企業は、温度感に合わせたアプローチを設計

セグメントごとの商談化率を計測し、「どの切り口×どのアプローチが最も成果を出すか」をデータで検証していくことが、継続的な改善につながります。

SFA/CRMに取り込み名寄せ・追客を仕組み化する

作成したリストを営業担当者の個人PCに保存したままでは、組織的な追客ができません。SalesforceやHubSpotなどのSFA/CRMにリストを取り込み、進捗管理と追客を仕組み化しましょう。

SFA/CRMへの取り込み時に特に重要なのが「名寄せ」です。リスト作成ツールとSFA/CRMで同じ企業が異なるフォーマットで登録されると、重複レコードが発生し、「営業Aも営業Bも同じ企業にアプローチしていた」という事態が起こります。

この問題を防ぐには、法人番号をキーにした名寄せが有効です。法人番号は国税庁 法人番号公表サイトで公開されている一意の識別子のため、「株式会社ABC」「(株)ABC」「ABC株式会社」といった表記ゆれに左右されずに同一企業を判定できます。SalesNowでは法人番号ベースの名寄せとSalesforce/HubSpotへの自動データ同期に対応しており、リスト作成からCRM取り込み、データ整備までを一気通貫で実行できます。

取り込み前に必ず設定しておきたいのが、既存顧客・取引中企業・過去に断られた企業の除外ルールです。この3つを法人番号で除外リスト化しておけば、新しいリストを流し込むたびに手作業でチェックする必要がなくなります。特に「断られた企業」の記録は、特定商取引法の再勧誘禁止への対応という意味でも重要です。

効果測定と改善サイクル

営業リストの活用を「やりっぱなし」にしないために、以下のKPIを定期的に計測しましょう。

  • 架電接続率:リスト全体の何%に電話がつながったか(目安:30〜40%)
  • アポ獲得率:架電接続数に対するアポイント獲得の割合(目安:5〜15%)
  • 商談化率:アポイントから商談に進んだ割合(目安:30〜50%)
  • リスト消化速度:週あたりのリスト消化件数(営業1人あたり100〜200件/週が標準)

これらのKPIをセグメント別に分析することで、「どのリストソースが最も商談化率が高いか」「どの絞り込み条件が効果的か」が明確になります。改善サイクルを回し続けることで、リスト作成ツールの投資対効果を最大化できます。

SalesNow MCPで自然言語×営業リスト作成を実装する

2026年に入り、営業リスト作成のスタイルは「フォームでの条件入力」から「自然言語プロンプト」へと移行しつつあります。SalesNow MCP(Model Context Protocol)を活用すれば、Claude・Cursor・WindsurfなどのAIクライアントから自然言語で抽出条件を伝えるだけで営業リストが生成されます。30以上のフィールドを切り替える手間がAIへの一言の依頼に圧縮されます。

営業リスト作成で使える3つの自然言語ユースケース

ユースケース1:複合条件のリストを一文で作成

「直近3か月で求人を出している、東京・神奈川の従業員50〜200名のSaaS企業を、SalesNowスコア70以上で抽出して」と一文で依頼するだけで、業種×地域×規模×シグナル×スコアの複合条件リストが生成されます。フォーム検索だと5〜10クリック必要な操作がAIへの依頼1回で完了します。

ユースケース2:仮説検証用のセグメント分割

「業種A×規模A」「業種A×規模B」「業種B×規模A」のように、仮説の粒度を変えた複数リストを一度に生成して商談化率を比較できます。ICP仮説の精度を継続的に磨ける運用が実現します。

ユースケース3:失注企業の再アプローチタイミング検知

「過去に失注した企業のうち、代表交代・資金調達・組織拡大があった企業を抽出して」と依頼すれば、状況変化により再提案の余地がある企業に絞ったリストを瞬時に作成できます。

MCP連携の全体像と他のAIクライアントとの接続手順は「Claudeで法人検索する3つの方法|MCPで1,400万社にアクセス」で詳しく解説しています。

まとめ

本記事では、営業リスト作成ツールおすすめ15選を、公式サイトで一次確認した料金・データ件数・取得できる項目の3点で比較しました。

ツール選びで押さえるべきポイントは以下の7つです。

  1. データの収録件数と網羅性:数字の大小ではなく内訳を見て、自社ターゲットのカバー状況を確かめる
  2. 取得できるデータ項目の階層:基本属性・企業規模・部署直通と組織図・行動シグナルのどこまで届くか
  3. 無料枠・トライアルで検証できる内容:件数だけでなく、必要な項目が埋まっているかまで数える
  4. データの更新頻度と鮮度:「収集がリアルタイム」と「情報が最新」は別物として確認する
  5. 絞り込み条件の柔軟性:行動シグナルでの絞り込み可否が商談化率を左右する
  6. SFA/CRMとの連携性:法人番号ベースの名寄せと自動同期の有無が長期運用の効率を決める
  7. 解約時のデータ持ち出し:エクスポート可否と契約終了後の利用可否を規約で確認する

そのうえで判断の順番が重要です。架電先の件数が足りないなら基本属性を持つツールで母集団を広げれば足ります。受付で止まっているなら、件数をいくら増やしても数字は動かないため、部署直通番号・組織図を持つツールへの切り替えが必要です。担当者には繋がるが刺さらないなら、求人やニュースといった行動シグナルでタイミングを絞ります。自社がどの段階で詰まっているかを先に言語化してから、比較表に戻ってください。

固定費をかけずに母集団づくりから始めるならSalesNow Lite(月額0円・1件50円)、受付突破とタイミング検知まで含めて営業基盤にするならSalesNow(1,400万件超・部署直通番号・法人番号ベースの名寄せ・SFA連携)が候補になります。いずれの場合も、契約前に自社のターゲット条件で実際に検索し、何件ヒットして、そのうち何件に必要な項目が入っているかを必ず数えてください。この2つの数字が、比較表のどの列よりも確かな判断材料になります。

自社のターゲット条件で、実際に何件ヒットするか試しませんか?

SalesNow Liteなら月額0円・1件50円(税込55円)で580万社以上の法人データベースを検索できます。契約期間の縛りなし・クレジットカード登録だけで即日利用可能です。

よくある質問

Q. 営業リスト作成ツールのおすすめは?

おすすめは、取得したいデータの階層で決まります。代表番号と基本属性で足りるならFUMA(完全無料)やBIZMAPS(月100件無料・追加1件30円)、月額固定費をかけずに法人データを都度買うならSalesNow Lite(月額0円・1件50円)、部署直通番号・組織図・名寄せまで含めて営業基盤として運用するなら1,400万件超のSalesNowが適しています。まずは自社のターゲット条件で実際に検索し、必要な項目が埋まっているかを確認してから判断してください。

Q. 営業リスト作成ツールの料金はどう比較すればいいですか?

月額の額面ではなく、「1件あたり実質コスト(月額÷その月に実際に使えた件数)」と「その単価に何の情報が含まれるか」をセットで比較します。単価が低いツールは公開情報を機械的に収集しているため代表番号止まりになりやすく、部署直通番号や組織図が含まれるツールは単価が上がります。単価と必要件数はトレードオフの関係にあるため、単価だけを横並びにした比較は判断を誤らせます。

Q. 営業リスト作成ツールで部署直通番号は取得できますか?

ツールによって異なります。Web収集型は公開されている情報が中心のため代表番号止まりになりやすく、部署直通番号や組織図まで保有しているのはSalesNow・infobox・Sales Markerなど一部のデータベース検索型に限られます。なおSalesNow Liteは法人単位の基本データ14項目を提供するプロダクトで、部署直通電話番号・組織図・担当者氏名・個人メールアドレスは含まれません。受付突破が課題の場合は、この違いを必ず確認してください。

Q. 営業リスト作成ツールを使うメリットは何ですか?

主なメリットは4つです。リスト作成工数の削減、データ網羅性の向上、行動シグナルに基づく絞り込みによるターゲティング精度の向上、検索条件の保存・共有による営業ナレッジの組織化です。SalesNow導入企業では1人あたり平均8.6時間の工数削減と商談数2.3倍の成果が出ています。ただし、ツールはあくまで材料を提供するものであり、ターゲット設計やアプローチ設計がなければ商談化率は改善しません。

Q. 営業リスト作成ツールの選び方のポイントは?

重要なのは7点です。データ収録件数と網羅性、取得できるデータ項目の階層、無料枠で検証できる内容、更新頻度と鮮度、絞り込み条件の柔軟性、SFA/CRMとの連携性、解約時のデータ持ち出し可否です。特に見落とされやすいのが2番目と7番目で、この2つは導入後に問題が表面化してからでは対処コストが跳ね上がります。契約前に利用規約と料金ページを必ず突き合わせてください。

Q. 営業リスト作成ツールで集めたデータの利用に法的な問題はありませんか?

法人の商号・所在地・代表電話番号といった法人情報そのものは、特定の個人を識別しないため個人情報保護法の個人情報にはあたりません。一方、担当者の氏名や個人名義のメールアドレスが含まれると個人情報として同法の規律対象になります。第三者提供の根拠、オプトアウト受付の運用、特定商取引法の再勧誘禁止への対応を、導入前に法務と確認してください。詳細は本記事の「営業リスト作成ツールを使う前に確認する法務チェック」で解説しています。

Q. 無料の営業リスト作成ツールだけで運用できますか?

検証や小規模なテストであれば可能です。FUMAは完全無料、BIZMAPSは会員登録のみで月100件まで無料ダウンロード、Listoruは約40サイト・3,000件までの無料版を提供しています。ただし継続運用では、月間の取得件数上限・更新頻度・取得できる項目に制約があるため、有料ツールとの併用が現実的です。無料ツールに絞った比較は「【2026年最新版】無料で使える営業リスト作成ツール12選|SalesNow Lite・AI×MCP連携との比較で選び方を解説」で詳しく解説しています。

高橋 鉄平

執筆者

高橋 鉄平

株式会社SalesNow マーケティング部門

国内1,400万件超の企業・組織データを保有するSalesNowのマーケティング担当。BtoB営業組織700社以上への導入支援を通じて蓄積した、企業データ活用の実践知見をお届けします。

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