テレアポの成果は、リストの質で8割が決まると言われます。アポ率1%しか出ない一般的なリストでは1,000件架電してもアポ10件しか取れません。一方、部署直通番号付き・アクティビティシグナル付きのリストではアポ率3〜8%まで上がり、同じ架電数で30〜80件のアポが取れます。この差を生むのが、本記事で解説する「作成前準備→情報収集→整形・絞り込み→改善サイクル」の4ステップです。
本記事では、リスト作成前に必ずやるべき3つの準備(ICP定義・必要件数の逆算・既存データとの突合)、情報収集の6つの具体的方法(公的DB・求人サイト・展示会・業界団体・自社CRM・ツール)、データ整形・絞り込みのコツ、アポ率を上げる5つの条件、無料・有料ツール8選、電話勧誘販売法と個人情報保護法の留意点、AI×自然言語による最新のリスト生成手法まで、現場で使える実践ノウハウを体系的に解説します。
テレアポリストを自社作成ではなくスポットで購入したい場合は「【2026年最新版】テレアポリスト購入おすすめ13選|選び方・費用相場・法的リスクを徹底比較」を、テレアポリストの全体像(作成・購入・管理・質改善)を俯瞰したい場合は「テレアポリストとは?作り方・購入・管理・質改善まで完全ガイド」をあわせて参照してください。
テレアポリスト作成前に必ずやるべき準備
テレアポリスト作成で多くの営業組織が失敗するのは、「とりあえずリストを集める」ことから始めてしまうことです。質の高いリストを作るには、情報収集の前に3つの準備が不可欠です。
ターゲット企業像(ICP)を明確にする
最初にやるべきは、「どんな企業に電話すべきか」の言語化です。過去の受注データや商談データを分析し、自社の商材が最も成果につながった企業の共通特徴を洗い出します。具体的には、業種、従業員規模、売上高、所在地、利用中のツール、抱えている課題などを整理しましょう。
たとえば「IT業界、従業員50〜300名、東京都内、SFA導入済みだが活用に課題がある企業」のように、複数の軸でターゲットを絞り込みます。ICPが曖昧なまま架電リストを作成すると、見込みのない企業が大量に混在し、架電時間のムダが増えます。
架電目標とリスト件数を逆算する
テレアポリストの必要件数は、架電目標から逆算して決めます。たとえば月間のアポ目標が20件、想定アポ率が3%の場合、必要な架電数は約667件です。不在や重複を考慮すると、リストには800〜1,000件程度の企業情報が必要になります。
リスト件数が多すぎると管理が煩雑になり、少なすぎるとすぐにリストが枯渇します。1〜2か月分の架電をまかなえる件数を目安にしましょう。リストが尽きてしまった場合の具体的な打ち手は「テレアポリストが悪いと成果が出ない理由|質の悪いリストの見分け方と改善法」で詳しく解説しています。
既存データとの突合準備をする
新しいリストを作成する前に、自社のSFA/CRMに蓄積された既存データを整理しておきます。既存顧客、商談中の企業、過去にNG判定した企業、架電拒否リストなどを事前に洗い出しておくことで、リスト作成後の重複排除がスムーズになります。この準備を怠ると、「すでに取引のある企業に新規テレアポしてしまう」「架電拒否の企業に再度電話してしまう」といったトラブルが発生します。
テレアポリストの作り方【情報収集編】6つの方法
テレアポリストの情報源は多岐にわたります。単一のソースに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせてリストの質と量を確保しましょう。
方法1:iタウンページ・電話帳データ
NTTが提供する「iタウンページ」は、業種・エリアで企業を検索できる無料のオンライン電話帳です。飲食店、小売店、サービス業など、特にローカルビジネスのリスト作成に適しています。ただし、掲載されている電話番号は代表電話が中心であり、BtoB企業の部署直通番号は入手できません。また、掲載を辞退している企業は表示されないため、網羅性には限界があります。
方法2:求人サイト・求人媒体
求人を出している企業は「組織を拡大中」であり、新しいツールやサービスの導入ニーズが高い傾向があります。Indeed、マイナビ、リクナビ、Wantedlyなどの求人サイトから、特定の職種(営業職、IT職など)を募集している企業をリストアップする方法は、ニーズの高い企業を見つけるうえで効果的です。求人内容から企業の課題感や予算規模を推測できるメリットもあります。
方法3:業界団体・展示会の出展企業リスト
業界団体の会員企業一覧や、展示会・カンファレンスの出展企業リストは、特定業界のテレアポリスト作成に有用です。展示会に出展している企業は自社の認知拡大や新規取引先の開拓に積極的であり、テレアポの受け入れ率が比較的高い傾向があります。展示会の公式サイトで出展企業一覧が公開されていることが多いので、参加前にリストを作成しておくと効率的です。
方法4:法人番号公表サイト
国税庁の法人番号公表サイトでは、日本国内のすべての法人(約1,400万件)の法人番号・商号・所在地を無料で検索・ダウンロードできます。リスト作成の基盤データとして活用できますが、電話番号や業種分類は含まれていないため、他のデータソースと組み合わせて補完する必要があります。
方法5:企業HPやプレスリリース
ターゲット企業のホームページやプレスリリースから直接情報を収集する方法です。企業HPの「会社概要」ページには代表電話番号、所在地、事業内容などの基本情報が掲載されています。プレスリリース(PR TIMES、@Pressなど)からは、新製品の発売、資金調達、業務提携などの最新動向を把握できます。手間はかかりますが、1件1件の情報精度が高いのがメリットです。
方法6:企業データベースサービスを活用する
最も効率的なテレアポリスト作成方法は、企業データベースサービスの活用です。SalesNowのように1,400万件超の法人データを網羅し、部署直通電話番号・組織図・求人情報・ニュースリリースなどの情報を統合的に提供するサービスを使えば、上記の方法1〜5を個別に実行する手間を大幅に削減できます。
企業データベースサービスの最大の利点は、セグメント条件を指定するだけで、ターゲットに合致する企業リストを即座に抽出できることです。「IT業界 × 従業員50〜300名 × 東京都 × 求人掲載あり」のような複合条件での絞り込みが可能で、手作業では不可能な精度とスピードでテレアポリストを作成できます。
テレアポリストの作り方【整形・絞り込み編】
情報収集が完了したら、収集したデータを架電に使えるリストへ整形します。このステップを丁寧に行うかどうかで、リストの品質と架電効率が大きく変わります。
Step 1:重複データの名寄せ・排除
複数のデータソースから情報を収集すると、同一企業が重複して登録される問題が発生します。企業名の表記ゆれ(「株式会社ABC」「(株)ABC」「ABC Inc.」など)を統一し、法人番号をキーにして名寄せを行いましょう。SFA/CRMに既存データがある場合は、新規リストと既存データの突合も必須です。重複架電は企業の印象を悪化させるだけでなく、営業リソースの無駄遣いにもなります。
Step 2:不要データのクレンジング
リストから以下のデータを除外します。すでに廃業・移転した企業、自社の既存顧客、過去に架電拒否された企業、ターゲット条件(ICP)に合致しない企業、電話番号が不正確なデータ(桁数不足、使われていない番号など)です。クレンジング後のリストは、収集時の60〜80%程度に減少するのが一般的です。減少を恐れてクレンジングを甘くすると、架電時の無駄が増えて結果的に非効率になります。
Step 3:架電優先順位のランク付け
クレンジング後のリストに、架電の優先順位を付けます。ICPへの合致度が高い企業をAランク、中程度をBランク、それ以外をCランクのように分類し、Aランクから優先的に架電する運用にします。ランク付けの基準には、企業規模、業種、直近の行動シグナル(求人掲載、プレスリリースなど)、過去の接触履歴などを活用しましょう。SalesNowスコア(企業の活発度を100点満点で示す独自指標。会社情報の更新・従業員数推移・求人出稿・ニュース配信・上場状況の5データから算出)を使えば、各企業の活発度を自動で数値化し、架電優先順位をデータに基づいて決定できます。
アポ率を上げるテレアポリストの条件とは
手作業のリスト作成・クレンジング・優先順位付けに限界を感じている方は、SalesNowの資料で、1,400万件超のデータベース+部署直通番号+SalesNowスコアでテレアポリストを自動生成する仕組みをご確認ください。
同じ業界・同じ規模のターゲットに架電しても、リストの中身しだいでアポ率は3倍以上変わります。SalesNow導入企業700社超の架電データを集計すると、代表電話だけのリストではアポ率1〜2%にとどまる一方、部署直通番号+アクティビティシグナルが揃ったリストでは3〜8%まで上昇します。本セクションでは、その差を生む5つの条件を解説します。
条件1:部署直通電話番号が含まれている
アポ率を最も大きく左右するのは、電話番号の種類です。代表電話番号では受付ブロックが発生しやすく、決裁者に到達できる確率は低くなります。部署直通電話番号が含まれるリストでは、受付を経由せず担当者と直接会話できるため、商談化率が3〜8%に向上するケースが多く見られます。SalesNowの導入企業データでは、部署直通番号の活用により商談数が平均2.3倍に増加した実績があります。
条件2:ターゲット精度が高い(ICP合致率80%以上)
リスト内の企業のうち、自社のICP(理想的な顧客像)に合致する企業の割合が80%以上であることが、質の高いリストの目安です。ICP合致率が低いリストでは、「そもそもニーズがない企業」への架電が増え、アポ率が下がるだけでなく、営業担当者のモチベーション低下にもつながります。
条件3:データが最新である(3か月以内に更新)
企業データは日々変動しています。電話番号の変更、担当者の異動、事業内容の変化などが頻繁に発生するため、3か月以上前のデータは信頼性が低下します。リスト作成時には、データの最終更新日を確認し、なるべく新しいデータを使用しましょう。月次で更新されるデータベースサービスを活用すると、常に最新のリストで架電できます。
条件4:行動シグナルが付加されている
企業の直近の動きを示す「行動シグナル」がリストに含まれていると、架電時の仮説構築とトークの質が格段に向上します。「求人を出している」「新製品をリリースした」「資金調達を行った」「オフィスを移転した」といった情報があれば、「御社の〇〇の取り組みについて〜」と具体的なアプローチが可能になり、受付突破率とアポ率の両方が向上します。
条件5:架電結果が蓄積・反映されている
過去の架電結果(不在、受付ブロック、担当者と会話、アポ獲得、NGなど)がリストに蓄積されていることも重要な条件です。架電結果のデータがあれば、「前回の架電で担当者名を確認済み」「先月は不在だったので今月再架電」といった継続的なアプローチが可能になります。初回架電と2回目以降では、2回目以降のほうがアポ率が高い傾向があります。
テレアポリスト作成に使えるツール比較8選
テレアポリスト作成ツールとは、企業情報の収集・整形を効率化するサービスの総称で、大きく「データベース検索型(事業者があらかじめ整備したDBから条件絞り込み)」と「Web自動収集型(Web上の企業情報をリアルタイム収集)」の2タイプに分かれます。ここでは無料・有料あわせて8つのサービスを比較します。各社の最新情報は公式サイトをご確認ください。
| サービス名 | タイプ | データ件数 | 料金 | 部署直通 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| SalesNow | DB型 | 1,400万件超 | 要問い合わせ | ○ | 部署直通番号・名寄せ・SFA連携 |
| SalesNow Lite | 従量課金型 | 580万社超 | 1件50円・月額0円 | × | スポット購入・即決済 |
| Musubu | DB型 | 企業540万社・1,200万件超 | 月22,500円〜 | × | MA連携・累計61,000社導入 |
| Sales Marker | DB型+インテント | 法人560万社 | 要問い合わせ | × | インテントデータ活用 |
| BIZMAPS | DB型 | 200万社超 | 月100件無料/有料は要問い合わせ | × | 独自タグ付与 |
| Urizo | Web自動収集型 | 200万件超/日次更新 | 月9,900円〜(プランによる) | × | iタウンページ等を横断スクレイピング |
| FUMA | DB型 | 160万社 | 完全無料 | × | 無料・シンプルUI |
| リスト王国 | 買切り型 | 公式非公開 | 都度購入(要問い合わせ) | × | 業種別買切リスト |
表は2026年6月時点の公開情報・公式サイトをもとに整理しています。最新の料金・件数は各社公式ページをご参照ください。
SalesNowの分析データ
SalesNow導入企業の分析では、テレアポリストの鮮度は3ヶ月経過で約20〜30%の連絡先が無効化します。リスト作成後は月次でのデータ更新が重要です。また、部署直通番号付きリストでのアプローチは代表電話経由と比較して商談化率が平均2.1倍という結果が出ています。
Excelやスプレッドシートで作成する場合
少量のリスト(数百件程度)であれば、ExcelやGoogleスプレッドシートで十分に管理できます。企業名・電話番号・業種・所在地・従業員数・架電日時・架電結果・備考の列を用意し、収集した情報を入力していく運用が基本です。すぐに使えるエクセル雛形と項目設計のコツは「営業リストテンプレート無料配布|エクセルで使える項目設計と運用のコツ」で詳しく解説しています。無料で始められるのがメリットですが、データの自動更新や重複チェック機能がないため、件数が増えると管理が困難になります。
リスト作成ツールで自動収集する場合
UrizoやBIZMAPS、Musubuなどのリスト作成サービスは、Web上の企業情報やデータベースから条件絞り込みでリストを生成します。月額数千円〜数万円から利用でき、手作業に比べて大幅に時間を短縮できます。ただし、収集できるのは公開情報に限られるため、部署直通電話番号の入手は難しいケースがほとんどです。無料で試したい場合はFUMAが160万社のデータを完全無料で検索できます。各サービスの詳細比較は「営業リスト作成ツールおすすめ15選|無料・有料を徹底比較【2026年最新】」で解説しています。
企業データベースサービスを活用する場合
SalesNowのような企業データベースサービスは、リスト作成の効率と品質を最大限に高めたい場合に最適です。1,400万件超のデータから条件を指定して即座にリストを抽出でき、部署直通電話番号・組織図・行動シグナルまで含まれます。Salesforce・HubSpotとの連携により、架電結果のSFAへの自動反映も実現します。継続的にテレアポを実施する組織に適しています。
スポットで少量のリストが必要な場合は、SalesNow Liteが月額0円・1件50円から利用できます。詳しくはテレアポリスト購入おすすめ10選で比較しています。
テレアポリストの改善サイクルの回し方
テレアポリストの精度は、作成時よりも「運用しながら磨き込む」フェーズで決まります。初回リストでアポ率2%だったチームが、3か月の改善サイクルでアポ率4.5%まで引き上げた事例もあります。本セクションでは、週次・月次の振り返りでリストを継続的に進化させる運用ルーチンを解説します。リストの精度を体系的に高めるノウハウは「テレアポリスト枯渇の打開策|質低下を防ぐ運用と再生方法」でも詳しく解説しています。
週次で架電データを振り返る
毎週の架電結果を以下の指標で振り返りましょう。架電数、つながり率(通話できた割合)、アポ率(アポ獲得数÷架電数)、受付突破率、業種別・規模別のアポ率、時間帯別のつながり率です。これらのデータを週次で集計し、数値の変動とその要因を分析します。
リストの条件を見直す
架電データの分析結果をもとに、次回のリスト作成条件を調整します。たとえば、「IT業界のアポ率が5%と高い → IT業界の比率を増やす」「従業員10名以下のアポ率が1%と低い → 除外条件に追加する」「午前中のつながり率が午後の1.5倍 → 午前に架電を集中する」のように、データに基づいた改善を積み重ねましょう。
月次でリストの棚卸しを行う
月に1回はリスト全体を棚卸しし、鮮度の低いデータを入れ替えます。1か月以上架電してもつながらない企業、廃業や移転が判明した企業は除外し、新しいターゲット企業を追加します。リストの入れ替え率は月10〜20%が目安です。常に新鮮なリストを維持することで、テレアポの成果を安定させられます。テレアポリストの全体像とリスト購入・自社作成・ツール活用の使い分けは「テレアポリストの作り方完全ガイド|作成から管理まで徹底解説」もあわせて参考にしてください。
テレアポリスト作成・運用で守るべき法的留意点
テレアポリストの作成と運用は、複数の法令の組み合わせで規律されています。BtoB営業の代表電話・部署直通電話への法人向けアプローチ自体は適法な営業活動ですが、個人情報の取得・利用・第三者提供の場面では個人情報保護法上の義務が発生します。本セクションでは、運用上特に注意すべき3つの法令と、現場で見落とされがちな運用ルールを整理します。
個人情報保護法:取得目的・利用目的の明示と第三者提供制限
テレアポリストに個人名(担当者氏名・直通メールアドレスなど)が含まれる場合、個人情報保護法上の「個人情報取扱事業者」としての義務が発生します。具体的には、利用目的の特定・通知・公表、適正な取得、第三者提供の制限、安全管理措置の実施が求められます。外部からリストを購入した場合は、提供元が「適正な取得」をしているかを契約上で確認することも実務上の必須事項です。
特定商取引法(電話勧誘販売):BtoBは原則対象外、ただし運用注意
特定商取引法の電話勧誘販売規制は、消費者契約を前提とした規制であり、法人間取引(BtoB)は原則対象外です。ただし、相手が個人事業主・フリーランスの場合や、明確に拒絶の意思表示を受けた相手への再架電は、運用ルール上避けるのが原則です。社内で「Do Not Call リスト」を整備し、拒絶意思を受けた電話番号は自動的に架電対象から除外する仕組みが推奨されます。
業界自主規制:日本マーケティング・リサーチ協会等のガイドライン
業界団体の自主ガイドラインでは、深夜・早朝の架電禁止(一般的には20時以降や8時以前を避ける)、社名・担当者名の明示、長時間の引き留め禁止などが定められています。法令違反ではなくとも、業界基準を逸脱した架電は企業のレピュテーションリスクに直結するため、社内SOP(標準手順書)として明文化しておくことが重要です。
SalesNow MCPで自然言語からテレアポリストを生成する
2026年に入り、テレアポリスト作成の主戦場は「条件設定UI」から「自然言語プロンプト」へと移っています。従来のリスト作成ツールでは、業種コード・従業員数レンジ・地域コードなどを手動で設定する必要がありました。SalesNow MCP(Model Context Protocol)を活用すれば、Claude・Cursor・WindsurfなどのAIクライアントから自然言語でテレアポリストを生成でき、ICP仮説の検証サイクルが従来の数時間から数分へと短縮されます。
自然言語×テレアポリスト生成の3スタイル比較
テレアポリストの条件指定は、UI操作・SQL/API・MCP(自然言語)の3スタイルがあり、それぞれ得意領域が異なります。月間で同じ条件のリストを繰り返し生成するならUI、システム連携で定期更新するならAPI、ICP仮説をスピーディに検証するならMCPが最適です。
| 方式 | 操作スタイル | 得意領域 | 限界 |
|---|---|---|---|
| 従来UI | 条件を画面から手動入力 | 定型条件の再現性が高い | 複雑な複合条件の試行錯誤は手間 |
| SQL/API | クエリ・プログラムで条件指定 | 細かい条件チューニング・SFA連携 | 非エンジニアには扱いが難しい |
| MCP×自然言語 | AIに日本語で依頼 | 仮説と条件設計の高速往復 | 初回プロンプトの粒度に精度が依存 |
テレアポリスト生成で使える4つのユースケース
SalesNow MCPは、単純な条件絞り込みだけでなく、テレアポリストの周辺業務まで自然言語で完結できます。代表的な4つのユースケースを紹介します。
ユースケース1:複合条件でのリスト生成
「東京都内のSaaS企業で、従業員50〜200名、直近3か月で営業職の求人を出している企業の人事部直通番号を抽出して」のように、業種×規模×地域×アクティビティの複合条件を1行のプロンプトで指定できます。条件を変えて何度も試行錯誤するICP検証のフェーズで威力を発揮します。
ユースケース2:失注・休眠企業の掘り起こしリスト
「自社CRMの失注企業のうち、過去6か月で資金調達した企業のリストを生成」「最終接触から1年以上経過し、その後ニュース配信のあった企業を抽出」など、自社データとSalesNowの最新シグナルをかけ合わせた掘り起こしリストを即座に生成できます。新規開拓より2〜3倍商談化率が高いとされる掘り起こし施策の起点になります。
ユースケース3:ICP仮説の検証
「過去3年で受注した企業の共通特徴を抽出して」と問えば、AIが受注実績データの共通項を整理してくれます。曖昧だったICPがデータで言語化され、次のリスト作成条件が明確になります。
ユースケース4:架電結果フィードバックでの条件改善
「先週架電したリストのうち、アポが取れた企業の業種・規模を集計して、似た条件の企業を新規で抽出」のように、架電結果の振り返りから次のリスト条件の改善までを一気通貫で実行できます。週次PDCAサイクル(section6で詳述)と組み合わせると、リスト精度が継続的に向上します。
MCP連携の全体像と他のAIクライアントとの接続手順は「Claude 法人検索のやり方|MCPで企業情報をAIから取得する手順」で詳しく解説しています。
実践事例:アドプランナーが部署別アプローチで商談数増・年700万円コスト削減を達成
大手人材企業のツール提供終了でリスト・市場情報が一夜で消失
人材紹介サービスを展開するアドプランナー株式会社(従業員95名)では、長年活用してきた大手人材企業からのツール提供終了により、顧客リストや市場全体を俯瞰できる情報源が一夜で消失するという深刻な事態に直面しました。営業アシスタントによる手作業でのリスト整備にかかる工数は月100時間に膨らみ、1社あたりの企業情報調査にも10分以上を要する状況だったのです。
SalesNow×Salesforce連携で営業リスト整備と部署別アプローチを自動化
同社はSalesNowを導入し、1,400万件超の企業データから人材紹介ターゲットに合致する企業を即時抽出する仕組みを構築しました。Salesforceとの自動連携によって企業データを一元管理し、人事部門への部署別アプローチを実現。1社あたりの調査時間は10分から30秒へと短縮され、営業アシスタント業務の大半が不要になりました。
商談数大幅増・年間約700万円のコスト削減・残業削減を同時達成
テレアポリストと営業データ基盤の再整備によって、商談数は目に見えて大幅に増加し、コスト面では年間約700万円の削減を実現しました。業績達成率は回復基調へ転換し、業績向上と同時に残業も削減するという好循環が生まれています。
アドプランナー株式会社の取り組みの詳細は、SalesNow導入事例ページ(アドプランナー株式会社)からお読みいただけます。
テレアポリスト作成前チェックリスト10項目
テレアポリスト作成の成否は、着手前のチェックで8割が決まります。本セクションは、リスト作成プロジェクトを始める前に必ず確認すべき10項目をまとめたチェックリストです。プロジェクトキックオフ時、外部委託発注前、ツール導入前のいずれのタイミングでも活用できます。チェックがついた項目をカウントし、6項目以上「未対応」がある場合は、ツール導入や代行発注の前に運用設計の見直しを推奨します。
- ICP(理想顧客像)が言語化されているか:業種・規模・地域・利用ツール・課題の5軸で具体的な企業像が定義されている
- 月間アポ目標から逆算した必要リスト件数が算出されているか:想定アポ率・除外率を加味した母集団サイズが設定されている
- 既存SFA/CRMとの突合プロセスが設計されているか:重複架電・取引中企業への誤架電を防ぐ仕組みがある
- Do Not Callリスト(拒絶意思表示企業)が整備されているか:過去の架電拒否企業を自動除外できる
- 個人情報を含む場合の利用目的が明示されているか:個人情報保護法上の取得目的が社内文書化されている
- データ更新頻度の運用ルールが決まっているか:月次/四半期での更新責任者と手順が明確
- 部署直通番号などアポ率を上げる項目の取得方針があるか:代表電話のみのリストになっていないか
- 架電結果のフィードバックループが設計されているか:架電結果がSFA/CRMに記録され分析できる
- 業界自主規制(深夜・早朝架電禁止等)が社内SOPに反映されているか:レピュテーションリスクを抑える運用がある
- 営業×マーケの連携体制があるか:マーケ施策と連動した「今アプローチすべき企業」の優先順位付けができる
まとめ
テレアポリストの作り方は、アポイント率と営業成果に直結する重要なスキルです。本記事のポイントをまとめます。
- リスト作成前に、ICP定義・目標件数の逆算・既存データとの突合準備を行う
- 情報収集は6つの方法(iタウンページ、求人サイト、業界団体、法人番号サイト、企業HP、企業データベースサービス)を組み合わせる
- 収集データは名寄せ・クレンジング・優先順位付けで整形してから架電に使用する
- アポ率を上げるリストの条件は、部署直通番号・ターゲット精度・データ鮮度・行動シグナル・架電結果の蓄積の5つ
- ツールは目的に応じて選定。効率と品質を最大化するなら企業データベースサービスが最適
- 作成後はPDCAサイクルを週次・月次で回し、リストの精度を継続改善する
テレアポリストの作り方を改善するだけで、同じ架電時間でもアポ数は大きく変わります。データに基づいた質の高いリスト作成で、テレアポの成果を最大化しましょう。
なお、少量の営業リストを手軽に入手したい場合は、SalesNow Liteもおすすめです。1件50円から、月額費用なしで必要な分だけ企業リストを購入できます。
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よくある質問
Q. アポ率を上げるテレアポリストの条件は何ですか?
アポ率を上げるテレアポリストには4つの条件があります。①部署直通電話番号が含まれている、②最新データ(更新頻度が高い)、③業種・従業員規模で精度高くセグメントされている、④アクティビティ情報(求人・ニュース)で今アプローチすべき企業が判別できる点です。
Q. テレアポリストの整形・絞り込みで意識すべきポイントは何ですか?
テレアポリストの整形では、重複企業の排除(名寄せ)・廃業企業の除外・担当部署の特定・電話番号の鮮度確認が重要です。絞り込みでは、過去の受注実績に基づき、自社が成果を出している業種・規模・エリアの条件を分析し、類似条件の企業を優先的にリストアップすることで商談化率が向上します。
Q. テレアポリスト作成にSalesNowを活用するとどう変わりますか?
SalesNowを活用することで、1,400万件超から条件を絞り込んだ精度の高いテレアポリストを即座に作成できます。部署直通電話番号・組織図・求人情報も含まれるため、受付突破率が向上し商談化率も改善します。ある企業では商談数2.3倍・工数削減8.6時間/人の効果を実現しています。
Q. テレアポリストを作るのは法律的に問題ないですか?
BtoB向けの法人代表電話・部署直通電話への営業電話自体は、特定商取引法上の電話勧誘販売規制(消費者契約を前提とした規制)には該当しません。ただし、個人事業主・フリーランスや個人名義の連絡先を含む場合は、個人情報保護法上の取得目的・利用目的の明示義務やオプトアウト対応が必要になります。Do Not Call登録を行っている事業者への架電や、明確に拒絶の意思表示を受けた相手への再架電は控えるのが運用上の原則です。
Q. テレアポリストの作成に何件くらいの母集団が必要ですか?
月間アポ目標が20件・想定アポ率が3%の場合、必要架電数は約667件です。不在・受付ブロック・廃業・除外条件を考慮すると、母集団としてのリストは800〜1,000件が目安になります。アポ率1%しか出ない一般的なリストでは2,000件以上が必要になりますが、部署直通番号付きリストではアポ率が3〜8%まで上がるため母集団は500〜700件に圧縮できます。