調査概要
出典: AI企業データプラットフォーム「SalesNow」調べ(2026年3月6日時点) / 対象: 5,755,080社に紐づく主要求人媒体の掲載データ / ※Y軸は100万件〜表示(0起点ではありません)
出典: AI企業データプラットフォーム「SalesNow」調べ(2026年3月6日時点) / 2026年2月の業種別求人掲載数上位10業種
Key Findings
人材業が求人の3分の1を占有 — 2位・外食の5.6倍
2026年2月の求人掲載数1,590,352件のうち、人材業(人材紹介・人材派遣)が548,538件で全体の34.5%を占めた。2位の外食(97,121件)と比較すると5.6倍の開きがある。人材関連企業(人材紹介・人材派遣)が自社の紹介・派遣案件を求人媒体に掲載する構造が、件数ベースでの突出につながっている。
| 順位 | 業種 | 求人掲載数(2026年2月) | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 1 | 人材 | 548,538 | 34.5% |
| 2 | 外食 | 97,121 | 6.1% |
| 3 | 医療・製薬・福祉 | 91,782 | 5.8% |
| 4 | 小売・販売 | 76,302 | 4.8% |
| 5 | IT | 67,359 | 4.2% |
| 6 | 建設・工事・土木 | 60,356 | 3.8% |
| 7 | エンタメ | 45,130 | 2.8% |
| 8 | その他サービス | 41,181 | 2.6% |
| 9 | 運送・物流・輸送 | 31,673 | 2.0% |
| 10 | 教育 | 28,720 | 1.8% |
| - | その他業種(計) | 502,190 | 31.6% |
出典: SalesNow DB(2026年3月6日取得) / 構成比は2026年2月の全求人掲載数1,590,352件に対する割合
求人市場は「横ばいの中の格差拡大」
2026年2月の全体求人数(全雇用形態・延べ件数)は1,590,352件。SalesNowの収集媒体は段階的に拡充されているため(Indeed: 2025年11月追加等)、前年同月比には媒体追加による構造的な増加分が含まれる。月ごとの変動も大きく、単月の数字だけでトレンドを判断することは適切でない。
14ヶ月の月次推移を見ると、2025年3月(2,423,482件)と7月(1,955,993件)にピークが見られ、年度替わりと下半期開始に採用活動が活発化する季節パターンが確認できる。
| 年月 | 求人掲載数 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 2025年1月 | 1,354,953 | - |
| 2025年2月 | 1,587,384 | - |
| 2025年3月 | 2,423,482 | - |
| 2025年4月 | 1,590,636 | - |
| 2025年5月 | 1,359,653 | - |
| 2025年6月 | 1,392,816 | - |
| 2025年7月 | 1,955,993 | - |
| 2025年8月 | 1,450,913 | - |
| 2025年9月 | 1,430,427 | - |
| 2025年10月 | 1,292,584 | - |
| 2025年11月 | 1,617,350 | - |
| 2025年12月 | 1,262,664 | - |
| 2026年1月 | 1,487,901 | +9.8% |
| 2026年2月 | 1,590,352 | +0.2% |
出典: SalesNow DB(2026年3月6日取得) / ※前年同月比には収集媒体の追加分が含まれるため参考値。2025年1〜12月の前年同月比は2024年の同条件データが未集計のため非掲載
市場環境との照合
SalesNowのデータが示す「横ばい傾向」は、以下の政府統計・調査と整合する。
- 厚労省: 有効求人倍率 1.18倍(2026年1月、前月比-0.02pt)
- doda: 転職求人倍率 2.57倍(前年同月比-0.17pt、低下傾向)
- リクルートワークス研究所: 大卒求人倍率 1.66倍(4年ぶり低下)
- TDB: 2025年倒産件数 10,261件(12年ぶりの1万件超)。人手不足倒産が過去最多を更新
全体として求人市場は軟化傾向にあるが、業種間の格差は拡大しているといえる。
新設法人は16.1万社で過去最多更新も、伸び鈍化
2025年通年の新設法人数は161,349社で、前年(154,719社)比+4.3%と過去最多を更新した。東京商工リサーチ(TSR)の2024年集計値153,938社とも概ね整合する水準である。
ただし月次では2026年2月の新設法人数は10,693社(前年同月 11,369社)と、前年同月比-5.9%の減少に転じた。年間では最多更新が続くものの、足元には減速シグナルが出ている。
新設法人の増加は求人需要の先行指標と相関がある。年間では堅調だが、月次の減速が今後の求人市場に影響する可能性がある。
このデータを引用する
出典: AI企業データプラットフォーム「SalesNow」調べ(2026年3月)
株式会社SalesNow (2026)「SalesNow Data Flash Vol.1: 求人の3件に1件が人材業界 — 業種間格差5.6倍の実態を560万社データで分析」SalesNow Data Lab, 2026年3月6日.
本レポートに含まれるデータ・グラフは、出典として「AI企業データプラットフォームSalesNow調べ」と明記いただければ、報道・記事での引用・転載を許諾いたします。グラフ画像の二次利用も同条件で許諾します。