この決算のポイント(FY2024)
- 営業利益率が-0.6%のマイナスとなっており、総合商社特有の会計処理の影響が考えられる
- 純利益率6.1%を確保し、持分法投資損益等で収益性を維持している可能性がある
- ROE11.9%と2桁の水準を維持し、株主資本の効率的活用を実現
- 自己資本比率44.9%で財務安定性を保持し、投資余力を確保
- 時価総額約17兆円の規模は国内総合商社トップクラスの評価を反映
総合商社のIFRS会計基準について
総合商社は多くがIFRS(国際会計基準)を採用しており、営業利益の概念が日本基準と異なります。
IFRS では持分法投資損益は営業利益に含まれず、金融収益等に計上されるため、営業利益がマイナスでも純利益で大幅な黒字となることがあります。総合商社の収益構造を理解する際は、営業利益よりも純利益や包括利益に注目することが重要です。
業績推移
売上高推移
出典: EDINET有価証券報告書(提出会社・個別決算) / 単位: 億円
営業利益・純利益推移
出典: EDINET有価証券報告書(提出会社・個別決算) / 単位: 億円
営業利益率推移
出典: EDINET有価証券報告書(提出会社・個別決算) / 単位: %
財務指標
| 指標 | 三井物産株式会社 | 補足 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本利益率) | 11.9% | 良好な水準 |
| 営業利益率 | -0.6% | |
| 自己資本比率 | 44.9% | |
| 純利益率 | 6.1% | |
| 時価総額 | 約17兆2,340億円 | 2025年3月期末時点 |
SalesNow独自分析EXCLUSIVE
AI企業データプラットフォーム「SalesNow」が保有する独自データを用いた分析。
三井物産は営業利益がマイナスながら純利益率6.1%を確保しており、IFRS基準での会計処理により持分法投資等からの収益が大きく寄与していると考えられます。ROE11.9%の高水準維持と自己資本比率44.9%の安定性は、グローバル投資戦略と財務規律のバランスが取れていることを示しています。時価総額17兆円規模の評価は、同社の多角的な事業ポートフォリオと長期的な成長期待を反映したものと解釈できます。
📊 SalesNowデータによるクロス分析: 売上高は前期比+10.0%と成長している一方、営業利益は-15.4%と減益。コスト構造の変化や先行投資の影響が考えられる。求人掲載数も増加傾向にあり、業績拡大と連動した採用活動が確認できる。
求人掲載数の推移(直近15ヶ月)
直近15ヶ月間の求人掲載数: 親会社 14件 + グループ会社 1,143件 = 合計 1,157件
従業員数(被保険者数)の推移
現在の推定従業員数: 5,806名 (24ヶ月で-24名 / -0.4% 減少)
グループ全体の従業員数(推定): 18,583名
調査概要
グループ企業ネットワーク
EDINET有価証券報告書に基づくグループ企業・関係会社 11社(その他関係先 11社)
出典: EDINET有価証券報告書より SalesNow Data Lab 作成
免責事項・ご注意
本レポートは、EDINET(金融庁の電子開示システム)に提出された有価証券報告書および公開情報に基づく独自の分析・整理であり、特定の有価証券の売買を推奨・勧誘するものではありません。
掲載情報の正確性には万全を期しておりますが、その完全性・正確性・最新性を保証するものではありません。投資判断は、ご自身の責任において、必ず一次情報をご確認の上で行ってください。
出典: AI企業データプラットフォームSalesNow調べ
データ取得時点: 2026-03-08
このデータを引用する
出典: AI企業データプラットフォーム「SalesNow」調べ(2026年03月)株式会社SalesNow (2026)「三井物産株式会社の決算分析レポート — FY2024」SalesNow Data Lab, 2026-03-08. https://salesnow.jp/insights/earnings/1010001008767/引用時はURLの掲載をお願いいたします。
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