この決算のポイント(FY2024)
- ROE14.2%と高い資本効率を維持し、株主価値創造力の高さを示している
- 純利益率6.5%で収益性を確保、総合商社特有の金融収益等が寄与している可能性がある
- 自己資本比率39.4%で財務安定性を保持、投資余力も確保している
- 営業利益率-1.0%はIFRS会計における持分法投資損益の営業外計上が影響している可能性がある
総合商社のIFRS会計基準について
総合商社はIFRS(国際会計基準)を採用しており、持分法投資損益は営業外損益に計上されます。
このため営業利益がマイナスでも、持分法投資からの収益により最終的に高い純利益を確保することが可能です。商社の実質的な収益力は純利益で判断することが重要です。
業績推移
売上高推移
出典: EDINET有価証券報告書(提出会社・個別決算) / 単位: 億円
営業利益・純利益推移
出典: EDINET有価証券報告書(提出会社・個別決算) / 単位: 億円
営業利益率推移
出典: EDINET有価証券報告書(提出会社・個別決算) / 単位: %
財務指標
| 指標 | 丸紅株式会社 | 補足 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本利益率) | 14.2% | 良好な水準 |
| 営業利益率 | -1.0% | |
| 自己資本比率 | 39.4% | |
| 純利益率 | 6.5% | |
| 時価総額 | 約8兆9,399億円 | 2025年3月期末時点 |
SalesNow独自分析EXCLUSIVE
AI企業データプラットフォーム「SalesNow」が保有する独自データを用いた分析。
丸紅は総合商社として典型的なIFRS会計構造を示しており、営業利益段階では赤字だが持分法投資等により最終収益で高い収益性を実現している。ROE14.2%は資本効率の高さを示し、自己資本比率39.4%で財務健全性も維持されている。時価総額約9兆円という規模は、市場からの期待値の高さを反映していると考えられる。
📊 SalesNowデータによるクロス分析: 売上高は前期比+7.4%と成長している一方、営業利益は-53.0%と減益。コスト構造の変化や先行投資の影響が考えられる。求人掲載数も増加傾向にあり、業績拡大と連動した採用活動が確認できる。従業員数は直近38ヶ月で-3.8%(現在4,160名)と推移。
求人掲載数の推移(直近15ヶ月)
直近15ヶ月間の求人掲載数: 親会社 38件 + グループ会社 3,297件 = 合計 3,335件
グループ内 求人構成比(66社)
構成比は直近15ヶ月間の求人掲載数ベース。絶対数は非表示。
従業員数(被保険者数)の推移
現在の推定従業員数: 4,160名 (24ヶ月で-130名 / -3.0% 減少)
グループ全体の従業員数(推定): 40,255名
グループ内 従業員構成比(43社)
構成比は雇用保険被保険者数ベースの推定値。グループ会社はEDINET有価証券報告書記載の子会社・関連会社。
調査概要
グループ企業ネットワーク
EDINET有価証券報告書に基づくグループ企業・関係会社 123社(子会社 46社、海外関連会社 57社、発行体 13社、その他関係先 7社)
出典: EDINET有価証券報告書より SalesNow Data Lab 作成
免責事項・ご注意
本レポートは、EDINET(金融庁の電子開示システム)に提出された有価証券報告書および公開情報に基づく独自の分析・整理であり、特定の有価証券の売買を推奨・勧誘するものではありません。
掲載情報の正確性には万全を期しておりますが、その完全性・正確性・最新性を保証するものではありません。投資判断は、ご自身の責任において、必ず一次情報をご確認の上で行ってください。
出典: AI企業データプラットフォームSalesNow調べ
データ取得時点: 2026-03-08
このデータを引用する
出典: AI企業データプラットフォーム「SalesNow」調べ(2026年03月)株式会社SalesNow (2026)「丸紅株式会社の決算分析レポート — FY2024」SalesNow Data Lab, 2026-03-08. https://salesnow.jp/insights/earnings/9010001008776/引用時はURLの掲載をお願いいたします。
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